ディスプレイネットワーク広告をする場合は
新しいキャンペーン作成時に「ディスプレイネットワークのみ」を選択します。
検索ネットワーク広告と一括で管理することはできますが、予算・入札価格
・キーワードなどの設定がすべて連動してしまい、管理が大変になってしまうので
必ずキャンペーンは分けるようにしましょう
始める際に不安がある場合は「AdWords Editor」を使ってみましょう。
検索ネットワーク広告で効果のあったキャンペーンを利用し
テストケースとしてコピー&貼りつけしてみると始めやすいでしょう。
AdWords Editor
http://www.google.co.jp/intl/ja/afwordseditor/
>左のキャンペーンリストからキャンペーンを選択
>そのままツールバーの「編集」→「コピー」クリック
>ツールバーの「編集」→「貼りつけ」クリック
>「キャンペーン名」を変更
>「ネットワーク」→「ディスプレイネットワークのみ」選択
実際に運用しながら、レポートの数字を見て
キーワードの増減、入札価格の変更などで調整していきましょう。
1.キーワードによるターゲティング
費用対効果が高いのが「キーワード」によるターゲティングです。
設定の仕方
キャンペーン作成後
>「広告ターゲットの選択」
>「ディスプレイネットワークのキーワード」選択
細かい広告グループ分け
広告は、検索ネットワーク広告と同様に広告グループ単位で表示されます。
ディスプレイネットワークではターゲンティングが重要になるため、広告グループと
キーワードがさらに一致するように同じ系列のキーワードで1つのグループを作って
それに対応する広告を作るというように細かくグループ分けするのが良いでしょう。
範囲の広いキーワード
検索ネットワーク広告では、明確に目的を持って情報を調べるユーザーの情報に
合致するようなキーワードである必要があります。一方で、ディスプレイネットワーク広告は、何となくサイトを見る人に対しても広告を表示させることになるので、通常
思い浮かぶキーワードの周辺のキーワードも対象になるでしょう。
例)治療院の場合
検索ネットワークへのキーワード:治療院を直接探している
「治療院 東京都」・「施術」・「評判」など
ディスプレイネットワーク広告への可能性キーワード:
「体の不調」・「疲れを取る」・「痛みを和らげる」 など
イメージをチャートや図に
事前に自分の顧客やサイトを閲覧するユーザーが、どんなサイトの
どのようなコンテンツを見るのかを想像して整理してみると、キーワードも浮かんでくるかもしれません。
例)治療院を必要とする人の場合
・市販薬やサプリメントの通販サイト
・医療機関やクリニックのレビュー・評判サイト
・痛み緩和・治療などの方法
・個人のブログ
・個人のHP など
さらにマインドマップやチャートなどで図式化してみると整理がしやすくなります。
思い浮かんだ中心になるテーマから、外側に向かって枝を伸ばしていきます。
制限はないので、自由に広げていきましょう。
2.手軽なトピックターゲット
Google AdWordsが独自にサイトを分類したトピックを選ぶことで、そのトピックに
関連するサイトに自動的に広告が表示されます。
設定の仕方
キャンペーン作成後
>「広告のターゲットの選択」
>「別のターゲティング方法を使用」選択
>「ターゲティング方法を選択」
>「トピック」選択して設定
キーワードを細かく設定するのに比べてわかりやすく、設定も簡単なので
気軽に始められます。ただし、かなり大雑把な分類になるので、キーワードで
ターゲティングするのに比べると、幅広くなりすぎてしまい無駄な広告が出てしまう
可能性もあります。
3.インタレストカテゴリでチャンスを広げる
過去にユーザーが訪問してきたサイトの履歴からユーザーの関心を分析して
広告を表示します。トピックターゲットと似ているようですが、全く違うものです。
設定の仕方
キャンペーン作成後
>「広告ターゲットの選択」
>「インタレストとリマーケティング」選択
>「興味/関心」タブ選択して設定
例えば、さまざまな治療院を検索しているAさんを「治療院に興味のある人」と
判断します。そこで「治療院」というインタレストカテゴリを選択して設定すれば
Aさんが例え違うカテゴリのサイトを閲覧している時でも広告は表示される、という
仕組みです。
言いかえれば、サイトのテーマに関係なく広告が表示されるとも言えます。
関連するテーマで出せる広告の数には限度があるため、チャンスが広がることにも
なるのです。
4.年齢・性別によるターゲティング
設定の仕方
キャンペーン作成後
>「広告のターゲットの選択」
>「別のターゲティング方法を使用」
>「年齢」または「性別」を選択して設定
年齢・性別によるターゲティングの設定はできますが、これ単体では効果は低いと
言われています。すでにキーワードでターゲティングしているようなキャンペーンに
組み合せ、レポートを参照しながら費用対効果の高い性別と年齢をターゲティングしたグループを作成し、調整をしていくと効果的です。
ポイント
年齢・性別でターゲティングしていない広告グループでも、レポートにより
年齢・性別による結果を後から見ることができる。
レポートの見方
ディスプレイネットワークを選択しているキャンペーンの
閲覧したい広告グループを選択
>「ディスプレイネットワーク」タブをクリック
>「性別」もしくは「年齢」クリック
レポートを見ると、かなりの数で「不明」が存在します。
特定の年齢・性別に最初から絞ってしまうと、この「不明」の対象には表示されない
ことになります。
このことからもわかるように、「不明」の中に潜在的に含まれているターゲットも
拾うことができれば、チャンスも広がることになるのです。