みなさんは、CPAとはどのような指標かご存知でしょうか?
「今さら聞きにくい」と思うかもしれませんが、広告の成果を検証するには非常に大切な指標です。特に外部の業者に広告運用を依頼している場合には、よく使われる指標ですので覚えておいて損はないはずです。今回はこの「CPA」という言葉について詳しくお伝えしたいと思います。
1.CPAとは?
CPAとは【Cost Per Action】のことです。1つのアクション(成果)ごとにかかった費用のことを指します。リスティング広告の業界では「獲得単価」という言い方をすることもあり、来店や予約など1件のコンバージョンに掛かった広告費を指す時によく使われるもので、計算式で表すと「CPA=広告費÷コンバージョン数」になります。
2. 具体的には?
では、実際の整体院のケースで考えてみましょう。
広告費を月に3万円かけたとします。1ヶ月の問い合わせが10件だとすると
30000÷10=3000
この場合、CPAは3000円ということになりますね。
あるいは1ヶ月の来院が5人だったとすると
30000÷5=6000
CPAは6000円になります。
3.こんな場合はどうする?
CPAはとても大事な指標です。
ただ、コンバージョンを何にするかでこのように大きく変わってしまいます。当然、「問い合わせ」をコンバージョンにした場合と、「来院」をコンバージョンにした場合では、CPAは大きく変わります。では、どうすれば良いのでしょうか?。
この場合は、問い合わせのCPAと来院のCPAの2つに分けて考えます。
「問い合わせのCPAは3000円」「来院のCPAは6000円」という具合です。このように分けておけばCPAの数値が本当に表しているものを把握することができ、そのCPAが適切なのかどうかを考えることができます。
4.まとめ
まずは、CPAがどのアクションに対するものなのかをしっかり認識しておきましょう。ここを間違ってしまうと、数値を見た限りでは「とても良い成果だ!」と思えていたのに、「蓋を開けてみたら、実は全く良くはなかった」ということになりかねません。
CPAという言葉が飛び交う中で「何に対するCPAなのか?」と疑問に感じたら、すぐに確認するようにしましょう。「恥ずかしい」「こんなことを今さら聞けない」なんて思う必要はありません!むしろ、理解しているつもりのことに行き違いがある方が、結果的に事態を悪化させてしまうかもしれません。
しっかりと確認することで、実際に広告を運用している側とお互いの認識がズレたままになってしまい、「期待していた結果とは全く違った」というような事態は避けることができるはずですよ!