リスティング広告では、検索ワードを考える必要がありますよね。
みなさんも、ユーザーがクリックしてくれるような検索ワードを考え、あるいはさまざまな機能も使用しているでしょう。今回は、そんな検索ワードに関連した便利な機能である動的検索広告(DSA)について、ご説明していきます。
1.動的検索広告ってなに?
動的検索広告とはDSA= Dynamic Search Adsのことで、Googleの検索連動型広告の機能の1つです。広告主のサイトを基に、ユーザーの検索ワードと関連性の高いと思われるページを、自動でリンク先URLとして設定しくれます。さらに、広告文も自動で作成してくれます。本来は手動で行う「キーワード選定と登録」、さらには「広告文の作成」を自動で行ってくれる便利な機能なのです。
2.具体的には?
動的検索広告の仕組み
1)Googleクローラー(ロボット)がサイト内を巡回(クロール)
2)各ページの情報をGoogleのデータベースに格納(インデックス)
3)格納された情報をもとに、ユーザーが検索したキーワードと関連性が高いページを抽出
4)広告見出しを自動で作成して、実際に広告を表示
動的検索広告では、ユーザーの検索ワードと格納されたページの関連性に基づいて広告が作られます。人の手では対応できないようなキーワードも網羅できるため、それまで取りこぼしていたキーワードを拾うことも可能になります。また、競合性の低いキーワードにも出稿でき、トラフィックを増やして成約率のアップも見込めます。広告設定の負担を減らすことができて、作業時間も短縮することができるようになります。
3.こんな時はどうなる?
では、どんな場合に導入すると活用できるのでしょうか。
● 取り扱っている商品やサービスが多い場合
● 商品点数や事例紹介などのリンク先が多い場合
● CVが獲得できる特定のキーワードがない場合
● 現状設定しているキーワード以外でCV獲得したいなど配信を拡大したい場合
治療院では、症状例を紹介しているところは多いのではないでしょうか。
症状例やサービスなどが多ければ、それに合わせた広告表示が期待できます。
また、配信の拡大や設定キーワードに不足を感じている場合も、試してみてもいいかもしれませんね。
4.まとめ
動的検索広告は、広告主のサイト内のワードや文章、画像などの情報を基に自動で広告を作成しくれます。そのため、サイト自体がしっかりと最適な状態になっていることも大切になります。基本的な誤字脱字に気をつける、画像を使用する、対象としているユーザーがわかるようにする、最新の情報を載せるなど、動的検索広告が効果的に機能するようなサイトに整えることも、合わせて考えてみるといいですね。