チラシの場合は「万部1件」など、配布した枚数に対する反響数の数で反響を確認しますが、リスティング広告の場合はどのような基準で測定するのですか?
1. リスティング広告の反響の見方
基本的にはチラシと同じで、広告に対して反響がどれだけの割合あったのかを測定します。チラシの場合は枚数で、1万部に対して1件取れた場合「万部1件」というような言い方をしますね。リスティング広告の場合は、広告費に対して取れた件数というのがよく見られます。例えば、1万円分の広告を出して2件獲得できたら獲得単価は5000円、という考え方です。これを「CPA」と言うことが多いですね。
2. CPAはどれぐらいが良いのか
治療院の場合、以前は5000円ぐらいで考えられていました。
しかしリスティング広告を出す競合が増え、最近では5000円を切っていればかなり優秀な方ではないでしょうか。どちらかと言うとCPAは上がって来ている傾向にあり、7000円ぐらいの集客単価になっています。
3.実際の収益に対するCPAが適切かどうか
そうなると、収益に対して集客単価が合っているかどうか、ということになります。
CPAが上がるということは、その分収益も上げて行かなければなりません。その分のリピート対策や1回の施術の単価を上げるなど、対策も必要になってきます。ただ、単価を上げる場合、競合よりもそもそもの設定が安いのであればまだしも、高い設定の場合は付加価値も考えていかなければならないでしょう。プラスアルファのものを訴求できる力が必要です。
4.何をもって「反響」とするのか
ひと口に反響といっても、それが電話での問い合わせを指すのか、来店することを指すのかによってもCPAは変わってきます。たとえば、問い合わせが10件あり、そのうちの来店が2件だったという場合、10で割るのか、2で割るのかでは大きく違いますよね。
お勧めとしては、来店する件数で考えることです。これが1番利益に直結するので、指標としては1番良いのではないでしょうか。お店によって考え方はあると思いますが、弊社では来院件数でCPAを見ていくことをお勧めしています。競合や症状などによっては1万円ぐらいになってしまうケースもありますが、できるだけ臨機応変になるべくCPAを抑える方法を考え、7000円を切るようにすることをまず目指しています。