キーワードのマッチタイプってなんですか?
1. リスティング広告のキーワード
リスティング広告では、「どんなキーワードで広告を出すか」というためのキーワードを設定します。ただ単に設定すればいいかというと、どんなキーワードでもいいわけでありません。広告を出すにあたって効率的な効果を出すために、「部分一致」「フレーズ一致」「絞り込み部分一致」「完全一致」の4種類のキーワードのマッチタイプという機能を使って設定します。
2. 部分一致
たとえば「肩こり」というキーワードを登録すると、「肩こり」はもちろんですが、肩こりというキーワードを含んでいる言葉でも広告を表示します。逆に「肩の痛み」「肩が痛い」「肩こりかも」というように肩こりというキーワードを含んでいなくても、Google側が関連しているキーワードだろうと判断すると広告を表示してくれます。
この部分一致では、肩こりに関連するようなとても広い範囲で広告を表示してくれるので、自分では思いもよらなかったキーワードで表示されることもあります。逆に言えば、範囲が広いため調整が難しいタイプでもあり、詳細を分析しないとどういうキーワードで反応があったのかを見極めるのが難しくもあります。以前はあまり最適なマッチタイプとはみなされていませんでしたが、最近ではAIが投入されたことで、精度が上がり利用されるようになってきています。
3.絞り込み部分一致
設定するキーワードの前に「+」を付けることで、その設定したキーワードを含んだキーワードで広告を表示します。設定したキーワードが必ず含まれるため、部分一致と比べてどういうキーワードで反応があるのかを見極めやすくなります。
以前は、この絞り込み部分一致を使う割合が多かったのですが、最近Google側で「絞り込み部分一致の廃止」があり、流れが変わりつつあります。今後は部分一致を使って、運用する側が想定しなかったようなキーワードも使って効果を上げて行こう、という流れになりそうです。
4.完全一致/フレーズ一致
完全一致というのは、その名の通り設定したキーワードそのもので広告を表示するものです。設定するときにはキーワードを[]で囲みます。また、フレーズ一致は、登録したいキーワードを““(二重引用)で囲みます。設定したキーワードと同じ語順だった場合に広告を表示します。最近の仕様変更で、語順が逆であっても意味が同じと考えられる場合には広告が表示されるようになりました。
このマッチタイプというのは、管理画面でも見ることができます。ご自分でもぜひ、確認してみてください。