集客が急に落ちるということはありますよね。そんなとき、みなさんはどんな手順でチェックをされていますか?急に成果が落ちてしまうと、焦ってしまってあれやこれやとやりたくなってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなときにこそぜひやってほしいチェックの仕方についてご紹介します。
1.内的要因か、外的要因か
内的要因とは?
・広告の設定の変
・ホームページの変更
・料金設定の変更(価格を上げた/下げた など)
外的要因とは?
【自分たちではコントロールできない要因】
・集客が落ち込む時期
・外出しにくい状況(コロナの蔓延 など)
・天候(激しい雨が続く など)
・競合店(大々的にセールを行っている など)
内的要因なのか外的要因なのか、最初にまずしっかりと把握することで対策を間違えることはなくなります。ただ、どちらでもないという場合もあります。そもそも集客には波がありますので、そういうタイミングが来ていると考えて様子をみてみましょう。
2.内的要因なら元に戻す
内的要因というのがどういうものか、先にご紹介しました。
広告の設定、ホームページ、料金など何か変更をしたことが原因で集客が落ちてしまっているとしたら、その変更前に戻してあげましょう。内的要因であれば、変更箇所を元に戻すことで集客の流れも回復しやすくなるはずです
3.外的要因ならHPを見直してみる
外的要因の場合、集客を上げるために広告をたくさん出したり、大々的な対策を打つというのも手段ではあります。ただ、外的要因というのは基本的に自分でコントロールできない要因です。たとえば、外出しにくい状況の中で広告をたくさん出しても、そもそも外出できないような状況なので広告費が無駄になってしまいます。むしろ、広告費を1/2、1/3に押さえて乗り切るというのも方法の1つです。
ここでお勧めしたいのが、HPを見直してみるということです。
普段はなかなかじっくりと見直す時間を取ることも難しいと思いますので、こんな時にこそ慌てずHPを見直してみてください。お客さまの声を集めてみる、文章を再検討してもっと詳しい文章にしてみる、などHPの質を改善してみるというのがお勧めです。
4.競合店の動向が要因の場合
お客さまの流れが競合店に流れてしまうような、競合店のセールなどが行われていることがあります。大々的にセールなどが行われていると、お客さまはどうしてもそちらに流れてしまいがちです。ただ、実は競合店自体を把握していない、というケースも多いのです。
これを機にぜひ、店舗にとってどこが実際に競合店なのかを調査してみてください。インターネットで近場のエリア名や業態、症状などで検索すれば、競合店がいろいろと出てくると思います。
最近では、お客さまは常に比較検討を繰り返しているので、ご自分の店舗と競合店の情報は常に比較されています。どこと比較されているのかを把握できていないと、ただただ競合店の動向に振り回されてしまうことも十分に考えられます。自分の競合店を把握していれば、価格が大幅に下がった、HPがリニューアルされた、広告に力を入れている、など的確に素早く動向を把握することができます。必要な動向に注力できれば、変化に早く気づいてそれに必要な対策を立てることもできます。
まとめ
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」というように、敵の実力と自分の実力の両方をきちんと知ることはとても重要です。本業の上に競合店を調査する、と聞くと、負担が大きいと感じる方も多いかもしれませんが、長い目で見ると必ずメリットがあります。
競合店を調査する中で競合店の良い部分がわかれば、自分の店舗でそれを超えるように改善していくこともできます。ちょっとしたこと、たとえばHPが良かったら、漠然とHPを改善するよりもその競合店のHPよりもさらに良いものにするという目安にもなりますよ。