「Googleからポリシーによる制限を受けています」こんな通知がメールで来たことはありませんか?特に治療院の先生方なら、経験があるのではないでしょうか。Googleのポリシーの中でも、特に「健康」に関するものは厳しくチェックされています。今回は、Googleのポリシーの中でも「健康にまつわるポリシー違反」について、くわしくご説明します。
1.実際にどんなメールが来る?!
実際にはこのようなメールが届きます。
「機能していないリンク先」「健康(パーソナライズド広告の場合)」など、ポリシーの違反項目というのが書かれています。
これを管理画面で見てみましょう。
広告グループのところからも、このようにポリシー違反をしている広告グループが確認できます。ここでも、「健康(パーソナライズド広告の場合)」という表示があります。メールが来ていなくても、広告の管理画面からこのようにポリシー違反を確認することができます。
「一部の広告はコンテンツや性質上、特定の国やデバイスのみで配信されます。」といった表現や、赤色のビックリマークなどが表示され、ちょっと見ると心配になるかもしれません。これは、「健康のポリシーに抵触しているが、配信自体は一部の国に制限つきで配信されている」ということです。この場合、日本では配信されています。他にどの国で配信が制限されているのかまではわかりませんが、国によってポリシーの適用が変わるためです。
2.パーソナライズド広告?
パーソナライズド広告というのは、簡単に言えば「個人を特定した広告」です。
リマーケティング広告、リターゲティング広告とも呼ばれていて、1度サイトを訪れたユーザーをリスト化して、そのリストのユーザーに対して再度バナーを配信したりします。
このリスト化自体は、現時点では禁止行為ではありません。ただ、健康に関するポリシー違反の場合、この健康に関することでこのリスト化をしてはいけない、ということになっているのです。「健康」に関してなにかしら留意しなければならない、悩みのあるユーザーをリスト化することは禁止されています。
治療院のホームページにユーザーを誘導するような広告の場合、こいうったユーザーが訪問する可能性が高いので、そのサイトを訪問するユーザーはリスト化しないように、ということなんです。
3.Googleのポリシー
実際にGoogleのポリシーが掲載されているページを見てみましょう。
「健康」に関しては少し下の方に出てきます。
この「健康(パーソナライズド広告の場合)」が該当し、これに抵触するので特定の国やデバイスのみの配信に制限される、ということなんです。
まとめ
以前は、この健康に関する不承認の通知がよく来て、広告が止まってしまうということが頻繁にありましたが、最近では広告が止まってしまうということはなくなりました。その代わり、1度サイトを訪問したユーザーに再度広告を表示する、いわゆるリマーケティング/リターゲティングと呼ばれる機能が制限されています。
この辺のことはGoogleにとっても慎重になっている部分で、内容が頻繁に変わっています。ぜひ今後も、変化がないか、変化があった場合はどのように変わったのかをチェックしながら、最新の情報にアップデートしておきましょう。