広告には審査があります。実は、URLに注意しないと審査に落ちてしまうことがあるのです。どんなことに気を付ければいいのか?今回は、審査に落ちないために注意すべきURLについてご紹介します。
1.商標登録
大手企業の会社名や商品名などは、商標登録がされている場合があります。商標登録されているものには商標権があり、勝手に使用することはできません。この商標登録されている名前をURLの中で使用してしまうと、広告が不承認になってしまうことがあるのです。
2.Yahoo!/Google
今は誰もが知っているであろうこの企業の名前ですが、このYahoo!やGoogleの文字列の並びがURLに入っていると、それだけで審査に通らなくなってしまいます。Yahoo!/Googleの企業名そのものではなくても、たとえば「Googlender」や「Yahoolish」など、違う単語として登録するつもりでも、Yahoo!/Googleの文字列がURLの中に入ってしまう場合も落ちてしまうことがあります。
審査に落ちた場合、「これは商標とはまったく別物です」という再審査申請をすることができる仕組みはあります。ただ、実際には申請してから1ヶ月たっても返事が来ないなど、認められるのは難しいのが現状です。せっかく広告を出そうとしているときに、1ヶ月も2ヶ月も、あるいはいつまで待つかわからないというのでは困りますよね。
3.審査を意識してあらかじめ注意して名前をつける
まずは、会社名やサービス名、店舗名などを決める時点で、有名企業のスペルが入っていないかを意識して名前を付けましょう。特に商標登録されているような企業名・商品名は入らないように注意するのが大事です。ここで注意しておくことで、審査に落ちて広告が出せない、というような状況を回避できます。 URLですから、新しいHPであれば比較的URLを変更することは簡単です。ただ、古いURLでドメインエイジ/ドメイン年齢(ドメインを取得してから現在の期間ではなく、ドメインが検索エンジンから認識されるようになってから現在までの期間)がある場合は少し慎重に考えてみましょう。この場合は、さまざまなところでリンクが貼られていたり、SEOの効果も考えると、URLを変更するのにもリスクがあります。できるだけ早い段階で、このようなURLを避けるのが1番です。
4.解決策としては?
解決策としては、どちらかしかありません。
1)商標侵害ではないことを申請する
この文字列が「商標を犯すものではない」ということを申請します。ただし、前述したように非常に返事が遅い、場合によっては返事がこないことも覚悟するしかありません。
2)URLを変更する
変更できるのであれば、とにかく諦めて別のURLに変更しましょう。すぐに広告を出したい、急いで対策をしなければならないなどの場合にはURLを変更するしかないでしょう。
まとめ
このように、有名企業の名前や商品名などがURLにあると、審査に落ちてしまうことが多いのです。「どの程度の規模の会社は使えないのか」「他社にこのような規制をしたい場合には、どんな申請が必要なのか」などもっと明確にしなければならない部分もありますが、ドメインを決める際には、まずこの「有名企業の名前や商品名などがURLに入っていないか」をよく吟味して決めるように注意してください。