Google広告の設定の1つで、広告のアカウントにGoogleアナリティクスを紐づけることができるのはご存知でしょうか?実はこれが集客に有利になるのは知っていましたか?ここ最近の1~2年で、CPAを下げる方法としてこの方法が注目されてきています。Google広告のAIの進化に伴い、この必要性が高まってきています。今回は、Googleアナリティクスと広告アカウントの連結について解説します。
1.連結によりAIがより多く学習できる
Google広告とGA4の連結によって、AIの学習・データ量が増えることで、コンバージョンユーザーの傾向をより多く学習することができます。Google広告の内部でも学習は行っていますが、Google広告で学習できる範囲というのは広告をクリックしたユーザーのみ。Yahoo!、Facebook、Instagramなどの別の媒体経由でHPを訪問したユーザーのアクションやコンバージョンは、管理画面上では把握できていません。まして、オーガニック検索での訪問ユーザーのアクションやコンバージョンは把握することができないのです。
2.Google広告を経由していないユーザー傾向の把握ができる
Google広告を経由していないユーザーの数は、意外と多いのです。それらユーザーのアクションやコンバージョンの傾向は、GA4で把握することができます。このデータをGoogle広告に紐づけることで、Google広告だけでなく、それ以外の媒体経由のユーザーのアクションやコンバージョンを把握することができます。
3.学習データが増えることで精度が高まる
このように、Google広告のCVデータのみのアカウントと、さらにそれ以外の媒体・オーガニックユーザーのデータまで学習しているアカウントでは、どちらはコンバージョンを取れる可能性が上がるでしょうか?当然、データが多い方が精度が高まって行きます。だからこそ、GA4と広告アカウントを連携していることが有利になるのです。
4.GA4側のコンバージョン設定
もう1つのポイントが「GA4側でコンバージョン設定をしているか?」ということです。せっかくGA4と連携していても、コンバージョン設定を行っていないとどのポイントでコンバージョンしているかがデータになりません。つまり、どんなユーザーがこのサイトに来てコンバージョンしようとしているのか、GA4では指標となる数値がないので判断ができなくなってしまうので要注意です。
まとめ
弊社では、特別な理由がない限りすべてのアカウントとGA4の紐づけ、およびGA4のCV設定を行っています。AIの学習が重要となってきている今、なるべく多くのシグナルデータをGoogle広告のアカウントに集められるように基本の設定を行っています。もし、ご自分で広告運用をしていて連携を行っていない場合は、ぜひ試してみてください。AIの学習が進み、今までリーチできていなかった有効なユーザーにもしっかりとリーチできるようになってきます。学習がうまくいけば、CPAも今までより下がってくるはずですよ!