今回はGoogle広告を今から始めたい!という方に向けて基礎知識をお伝えする第1弾。まずは、Google広告というのはどのようなものなのか、じっくり丁寧にご説明します。
1.「Google広告」とは何か?
みなさん、ネット上で様々なことを調べるのに検索をしますね。
Googleで検索をした際に、検索したワードに連動して表示される広告がGoogle広告です。これがYahoo!で検索していたらYahoo!広告が表示されます。Google、Yahoo!は、それぞれ広告表示のシステムを持っているからです。Googleで検索した場合はGoogle広告と呼ばれていますが、一般的にはこのような広告は「リスティング広告」「PPC広告」に分類される広告になります。
PPC広告というのは Pay Per Clickの頭文字を取ったもので、クリックごとに広告費を支払う広告です。それまでは新聞の全面広告、雑誌の裏表紙に1ヶ月というような「一定期間、広告の場所代を払って掲載する」というものだった広告に、クリックごとに広告費を支払うというとても画期的な方式が誕生しました。インターネットが急速に進化して主流になってきたからこその仕組みです。さらに、PPC広告はオークション形式。クリック単価が高い人がより表示されていくというもので、それまでの広告とは大きく違っていました。
2.実際にどう表示される?
では、実際にはどのように表示されるのでしょう?まずはパソコン画面で表示される広告を見て行きましょう。
パソコンでの表示
これは「大阪 整体院」と検索した際の表示です。
上から3つに小さく「広告」と書かれています。これがGoogle広告です。
ページをスクロールしていくと下の方にも「広告」と書かれたリンクが表示されています。このようにgoogle広告は、最大で上部に4つ、下部に3つ広告が表示される仕組みになっています。これは2ページ目以降も同じです。
また、最近はパソコンよりもスマホで検索する人が増えています。では、スマホではどのように表示されるのでしょうか?
スマホでの表示
スマホの場合は、上位に4つ、ずっとスクロールしていった先の関連キーワードのさらに下に4つ表示されます。最大で4つの広告が繰り返し表示されます。
3.自然検索だけで広告をクリックしてもらうのは難しい?
自然検索(SEO)というのは、特に広告として掲載していなくても検索されて自然に表示される部分のこと。この自然検索で仮に1番上に表示されたとしても、その上にGoogleマップが表示され、さらにその上にリスティング広告(PPC広告)が最大4つ表示されるので、自然検索で1番上に表示(1位表示)されたとしてもクリックされる確率はあまり高くないのが現実です。
4.広告はどのように作っている?
広告はGoogle広告の「管理画面」で作成します。
1)いつ・どこに配信するのか
2)どんなキーワードで配信するのか
3)1日の予算
4)クリック単価をいくらにするのか
大まかにはこの4つを決めます。この4つの要素を決めたら、あとはお客さまをグッと捉えることができるような広告文を考えます。その他にもいろいろな設定がありますが、基本的には設定が完了したら広告の配信がスタートします。資格が必要だったり、契約が必要だったりということはないので、比較的誰でも簡単に広告を配信することが可能です。
ただ、設定を間違えてしまうと、「知らない間に配信するつもりのない全国に配信」「予想以上に予算を使ってしまう」といった失敗が起こることもあります。ご自分でも勉強したり、場合によっては専門家に任せるということも必要です。
まとめ
Google広告というのは、Googleで検索したときの検索ワードに関連した広告が表示される広告です。クリックごとに課金され、パソコンやスマホで表示されます。
広告をクリックしてホームページに来てもらうことで、みなさんの店舗やサービスのことを知ってもらい、さらに利用してもらうことに繋げることが可能になります。この広告が仮になかったとすると、SEOやSNSから訪問してもらうしかありません。なるべくたくさんの人に知ってもらうためには、ホームページに来てもらう必要がありますが、そもそもホームページのアクセスが少なかったらなかなか難しいことですよね。
リスティング広告(PPC広告)は、見込み客をホームページに訪問させることがメインの仕事です。そのためにも、この広告の仕組みを上手に使えばたくさんの予約や問い合わせが発生します。どのような仕組みなのかを理解して、ぜひ上手に使いこなしてください。