1.Web広告で必要なスキル
web担当者や代理店などのweb広告のプロの方の大半は「多様な広告を技術面から理解した上で管理画面の使い方を熟知し、それを実際に運用して成果を出す」ということを重視しています。
運用するにはそれなりの技術やルールなどを知っていなければできないことですが、それ以上に大事な視点があります。まずは、web広告の本質そのものを理解するということです。そのためには、2つの側面からスキルを得る必要があります。
2.2つの側面からスキルを得る
前述の「管理画面の使い方」や「運用方法」などの技術的なスキルはもちろん大切ですが、ユーザーを理解するスキルもつけることで、web広告そのものを理解していると言えます。
技術スキル
1 それぞれの広告手法の理解
→リスティングといったような広告自体の理解と運用スキル
2 広告設計・運用全体の理解
→広告予算の最適分配や手法の選定、マーケティング全般の設計
ユーザー理解のスキル
3 ユーザー感情・行動の理解
→消費者のニーズや行動を把握・改正による分析や計測するスキル
4 ユーザー行動を変えるトリガーの理解
→どのようなメッセージや機能によりユーザー行動が変わるのかの理解・実行
3.手法の良し悪しだけで判断しない
トレンドや思考はその時その時で変化はしますが、
極端に言えば、基本的な「ユ―ザーその商品対してお金と時間をつぎ込む以上の有益性を感じればその商品を買い、感じなければ買わない」というユーザーの行動は変わりません。だからこそ、ユーザーを理解することは不変であり重要なのです。
ユーザーの理解ができていないと、「この広告は効果がない」「○○はトレンドだから競合が少ないうちにやった方がいい」というような手法の視点ばかりに目がいきがちです。手法にばかり目がいってしまうと、限られた手法の中でしかやりくりできなくなり、行き詰ってしまいがちなのです。
インターネット広告を始めるのならば、せっかくですからweb広告の本質を理解した上で広い視点での運用を目指していきましょう。