リスティング広告を始めたばかりの頃、「頑張っているのに、なかなか成果が出ない」と、多くの人が同じようなポイントでつまずきます。実は、そういった人ほどほぼ確実にやってしまっている共通の失敗があります。
今回は、広告を始めたての方向けに、成果が出ない人がついやってしまいがちな失敗7選について、実体験ベースで解説します。
1.広告を出しただけで満足してしまう
広告を出した瞬間に、「とりあえずスタートできた」「あとは様子見でいいかな」と、そのまま放置してしまうケースはかなり多いです。しかし、広告配信はゴールではなく、スタートラインに立っただけです。
本当に大事なのは、次のような点を確認することです。
- 思い通りに広告が表示されているか
- 理想的なキーワードでクリックされているか
- 想定したユーザーがホームページに来てくれているか
これらを確認しないまま放置してしまうと、気づいたときには、まったくマッチしないユーザーばかりがホームページに来ていた、ということにもなりかねません。
広告は、出した瞬間がスタート地点です。出すだけで満足しないように注意しましょう。
2.数字を全部同じ重さで見てしまう
表示回数、クリック率、CPC、CV数、CPA。
さまざまな数字があり、どれも大事そうに見えます。
最初のうちは「どれを最優先で見るべきか」の判断がとても難しいものです。その結果、すべてを少しずつ直そうとしてしまい、最終的に何が原因だったのか分からなくなってしまいます。
まず一番大事にするべきなのは「CV」です。
CVが出ているか、出ていないか。
最初は、ここを重点的に確認しましょう。
3.「クリック単価が高い=悪」と決めつけてしまう
CPCが高いと、「このキーワードはダメだ」と思いがちになります。しかし、クリック単価が高くてもきちんとCVしているのであれば、それはむしろ優秀なキーワードです。
逆に、クリック単価がいくら安くても、成果につながらないキーワードは無駄打ちになります。「クリック単価が安い=正義」「クリック単価が高い=悪」のようなシンプルすぎる考え方は、非常に危険です。
4.キーワードを広げすぎる
「機会損失を避けたい」「できるだけ多く表示したい」と考えて、ビッグワードだけでなく関連ワードや情報収集系のワードまですべてキーワード登録してしまうケースがあります。
その結果、「クリックは増えるものの、CVは増えない」という状態になりやすくなります。
リスティング広告は、とにかくユーザーを集める広告ではありません。ニーズに合ったユーザーに広告を届けるという考え方が重要です。表示回数やクリック数だけを見て判断しないようにしましょう。
5.広告文の改善が進まない
広告文の改善は、とても難しい作業です。単純にアプローチを変えれば良い、という話ではありません。ただ文言を変えるだけでは、それは「変更」であり、「改善」ではありません。
広告文を改善する際は、「何を良くしたいのか」を明確にしてから取り組むのがおすすめです。
- クリック率を上げたい
- ミスマッチを減らしたい
- 価格で惹きつけたい
- 不安を減らしたい
目的が決まっていないまま文言を変えても、効果はほとんど変わりません。
広告文の改善は、思いつきではなく、仮説を立てて行うことが非常に重要です。
6.1回の数字で判断してしまう
「昨日はCPAが悪かった」「今日はクリックが少なかった」と、1日・1回の数字だけを見て慌てて設定を変えてしまうケースがあります。
広告には波があるので、最低でも3日、できれば1〜2週間ほど、しっかり傾向を見て判断することが大切です。単発の数字に振り回されると、改善どころか再学習が走り、かえって成果が悪化してしまうこともあります。
ここは特によくある失敗なので、1回の数字で良し悪しを判断せず、もう少し長い期間で見るようにしましょう。
7.何を改善したか覚えていない
「何を」「なぜ」「いつ」改善したかという3つを記録していないと、同じ失敗を何度も繰り返してしまいます。入札戦略を何度も同じように変更したり、キーワードを追加・削除する作業を感覚的に繰り返してしまったりするケースも少なくありません。
広告運用は、感覚ではなく検証の積み重ねが非常に重要です。
「チャレンジしたことが成功だったのか失敗だったのか」「なぜ・どういう部分が失敗したのか」ということを積み重ねて、次の改善につなげていきましょう。
まとめ
今回は、広告を始めたての方向けに、頑張っているのに成果が出ない人がほぼ確実にやってしまっている失敗について、実体験を交えてお伝えしました。もし一つでも、「これ、自分もやっているかも」と感じたものがあれば、この記事の目的は十分に達成できています。
広告運用で大切なのは、すべてを完璧にこなすことではありません。
「数字をきちんと検証し」「悪かった原因を考え」「一つずつ対処していく」ことを意識していきましょう。
また、運用を続けていると、今回の7つのポイントも意外と忘れがちです。
広告運用スキルが高い方や経験者の方も、定期的に振り返りながら、今の運用に役立ててもらえればと思います。


2026.02.19

