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過去3年間のキーワード平均クリック単価を大公開!

PPC広告を出していて「競合が増えた」と感じている人は多いかもしれません。ただ、「なんとなく競合が増えた感じがする」「競合が増えているというような話を耳にする」など、漠然としたイメージだけで対策をしてしまうと、失敗する確率は高くなってしまいます。競合度具合は、実際にキーワードごとにクリック単価を見て行くとよくわかります。今回は、ペコリスのクライアント全体のアカウントデータから、クリック単価の平均値を取って検証してみましょう。エリアによっても違いますし、誤差も出てくるでしょう。ただ、業界全体の数値の傾向として理解してみてください。

過去3年間のキーワードのクリック単価

1.「整体院」

2021年ではクリック数35,000回、平均クリック単価は110円です。2022年ではクリック数47,000回、平均クリック単価は103円でした。クリック単価は少し落ちています。2023では、クリック数83,000回、平均クリック単価は113円まで上がっています。

2023年のクリック数と平均クリック単価を表示したものです。どちらも増加傾向で、8月以降だけで見ると平均単価は122円まで上がっています。11月17日だけでは、142円にもなっています。

2.「鍼灸院」

2021年ではクリック数8,047回、平均クリック単価は106円です。2022年ではクリック数14,000回、平均クリック単価は102円でした。前年にくらべクリック単価は落ちています。2023では、クリック数23,000回、平均クリック単価は108円まで上がっています。鍼灸院もV字型でクリック単価は上がっています。

2023年のクリック数と平均クリック単価を表示したものです。こちらは10月ぐらいから少し上がってきている傾向ですが、「整体」とくらべると落ち付いている印象です。

3.「腰痛」

2021年ではクリック数56,000回、平均クリック単価は81円と比較的安い単価です。2022年ではクリック数70,000回、平均クリック単価は75円。こちらもやはり前年にくらべると落ちています。2023では、クリック数76,000回、平均クリック単価は104円でした。2023年になってだいぶ上がっています。

2023年のクリック数と平均クリック単価のデータ。腰痛では、6月あたりに平均クリック単価の上昇がみられます。コロナが5類になったタイミングと思われます。エリアによっては200円程度になったりしますが、競合が少ないところも含めた全体になると、思ったよりも低くなっています。予想よりは安い印象です。

4.「肩こり」

2021年ではクリック数21,000回、平均クリック単価は70円です。2022年ではクリック数24,000回、平均クリック単価は75円。「肩こり」は2022年のほうが上がっています。2023では、クリック数28,000回、平均クリック単価は92円でした。2023年になってさらに上がっています。

2023年のクリック数と平均単価です。肩こりは、8月末あたりからクリック数が増加、平均クリック単価は9月末あたりから増加しています。こちらもクリック単価は上昇傾向です。

5.「自律神経失調症」

2021年ではクリック数59,000回、平均クリック単価は63円。割と安めですね。2022年ではクリック数65,000回、平均クリック単価は69円。「自立神経失調症」も2022年のほうが上がっています。2023では、クリック数72,000回、平均クリック単価72円でした。やはり2023年は前年までに比べ高い傾向です。

こちらも2023年のクリック数と平均単価のデータを見てみます。6月あたりからクリック数が少しずつ増加していますが、クリック単価はそれほど上がっていません。「自律神経失調症」については、クリック単価は高騰傾向ではないようです。

まとめ

5つのキーワードについて、過去3年間のデータを見てきました。2021年から2022年にかけては微増、2023年になるとどのキーワードもクリック単価が上がってきていることがわかります。特にコロナが5類になった直後に広告を強める人が増えたと思われる6月以降、気温が落ちつき、前月で来院数が増えたことで広告を出す人が増えたと思われる10月以降の変化が顕著です。

売上が伸びたときに広告を強める治療院が多いと思われるので、周りが上げている場合は、埋もれないためにも広告を強める必要がありそうです。10月以降に急に集客が落ち込んだ場合には、クリック単価にともなって予算を増やし、配信量を増やしてみるのも1つの対策です。

また、費用を見てみると、伸び率が高かったのが業態のワードである「鍼灸院」の2.97倍、整体院のワードでは「整体」2,45倍。「整体院」と「腰痛」が多いのはイメージ通りですが、広告を強めるという意味ではまだまだ業態ワードが強いようです。整体院のキーワードの配信量は圧倒的に多く、やはり症状ワードのほうがクリック単価は安い傾向です。競合を避けるためには、症状ワードで出稿を強めるのがおすすめです。

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