Googleの広告配信エリア内でクリックに偏りがあるのですが、どうすれば良いですか?
1. 配信の際のエリア指定
リスティング広告では、エリアを指定して配信を行います。
たとえば、「市」や「区」単位で区切って設定したり、「店舗を中心に半径5km」というような半径エリアで区切って設定をすることができます。
半径を設定した際によくあることなのですが、大抵の人は半径の中心にクリックが集中するというイメージを持ちがちです。実は、半径の中心にクリックが集まるとは限りません。
2.Googleによると。。。
たとえば、半径エリアの端の方にかかっているだけのような状況があったとします。それでも、それがクリック数の多いエリアだった場合、そこからのクリックを集めるように最適化してしまう=偏ってしまうということがあるそうです。
Googleは基本的にクリックを多く集めるように働きます。クリックの集まらないエリアが中心にあった場合は、エリアの端の方だとしてもクリックの集まるところから優先的に多く獲得しようとします。その性質が、時には意図しないレベルで偏りが生じてしまうようです。
3.ではどうすれば良い?
この場合はまず「除外エリア」を設定して、そこからのクリックを抑えるという方法があります。
あるいは、たとえば「東京都」のように広い範囲に配信していて、中心地が中央区という状況を考えてみましょう。中央区の店舗から半径5kmや半径10kmエリアに関しては集中してクリックを集めたいという場合は、「入札単価調整」という方法があります。この方法で範囲内を110%や120%に上げていくと、この範囲のクリックを優先的に集めてくれます。
4.配信エリア設定には注意
配信エリアを設定しているから大丈夫だと思いがちですが、実は、配信エリア内でこのようにさまざまな偏りが出てしまう可能性があります。レポートなどでエリアごとのクリック数を見て、自分の意図したエリアでクリックが多く獲得できているかを確認してみましょう。
たとえターゲットエリアよりも他のエリアでクリック数が多く獲得されていたとしても、来院に繋がっていれば問題はないはずです。ただ、その状況で来院に繋がっていない場合は、修正をしていくことをお勧めします。