Google広告を装った詐欺が最近発生しているのをご存知でしょうか。広告費はクレジットカードで支払っている人が多いと思いますが、身に覚えのない広告費が請求されるというもの。基本的に最近は毎月使った分が当月もしくは翌月の月初に精算されます。これまでは使った金額に対してズレが生じることも多く、思っていた金額と違ってもあまり疑問に思わなかった人もいるかもしれません。ここにつけ込んだ詐欺ではないかと思われます。思いのほか広告費の請求額が大きかったとしたら、必ずチェックしてください。今回は、チェック方法について解説します!
1.お客様IDで確認する
前述したように、Google広告の広告費はクレジットカードでの決済が主流。カードの利用明細をチェックすれば、未然に防ぐことができます。
ここでチェックしたいのはGOOGLEADSという表記の後の10ケタの数字です。
これはGoogle広告アカウントのお客様IDです。
Google広告にはアカウントごとにお客様IDという番号が割り振られています。この番号がカードの利用明細に記載されています。この番号が自分のお客様IDと違っていれば、これは詐欺確定です!ただ、そのために自分のGoogle広告のお客様IDは把握している必要があります。
お客様IDの確認方法
Google広告にログインすると、画面右上のアカウント名の横に10ケタの番号が表示されています。これが自分のお客様IDです。この番号をしっかりと把握しておきましょう。これを先ほどのカード利用明細、GOOGEADSの横の番号と見比べて同じなら自分の決済履歴です。
アカウントを複数使い分けている場合
中には別のアカウントを使って2種類の広告を出している、というような場合もあるでしょう。広告を出しているアカウントがいくつあるのかも把握しておく必要があります。
2.カードの請求明細とGoogle広告の決済履歴を比較する
より詳しく確認したい人には、こちらがおすすめです。
Google広告の決済履歴の見方
管理画面の左側にある「設定」(旧画面なら「ツールと設定」)をクリックして概要を開きます。月ごとの金額が表示されるので、調べたい月をクリックしましょう。
その中の「支払い」をクリックします。
これで、いつ決済されたかという情報を確認することができます。この決済日・金額を、クレジットカード利用明細の日付・金額でチェックしてください。1,2日のズレはあるかもしれませんが、おおよその範囲内でこの日付と金額を見つけることができます。仮に、カード明細には記載があってGoogle広告の決済履歴にない、という場合は架空請求の可能性があります。
3.架空請求を見つけた場合
架空請求があったとしたら、泣き寝入りせずにすぐにカード会社に連絡しましょう。本人に過失がなければこの請求を取り消してもらえる可能性があります。カード会社に詳細を必ず確認するようにしましょう。カード会社によって対応は異なりますが、このような場合は基本的に取り消してもらえます。ただし、決済日から一定の期間が過ぎてしまうと保証されなくなってしまうので、見つけたらすぐに連絡をするのがベストです。
まとめ
広告をやっていない人なら、比較的すぐに見つかるでしょう。実際に広告を出している人にとっては少しやっかいです。ただ、広告を出している以上は、まったく明細をチェックしていないというのも問題です。手間がかかって面倒かもしれませんが、これを機に「お客様ID」「クレジットカードの利用明細の番号とID番号を確認」「Google広告の管理画面で決済された金額を自分で確認できるかどうか」この3つをやってみましょう。これができればこのような詐欺も未然に防ぐことができ、自分のイメージで広告費がつかわれているのかをチェックすることもできます。