広告を出したものの、直帰率が高くて困っています。。。
1. 直帰率とは
直帰率とは、「特定のページにアクセスしたものの、サイト内の他のページを見ることなくサイトを離脱してしまうユーザーの割合」のことです。似たようなものに離脱率がありますが、これはサイト内のいくつか他のページを訪問し、特定のページにアクセスした後にサイトから離脱してしまうユーザーの割合です。
直帰率が70%、80%というような数字を見て、驚かれる方もいるでしょう。何とか直帰率を下げたい、と思っている方も多いのではないでしょうか。
2.それほど深刻にならなくいい?!
直帰率の数字を見ると不安になるかもしれませんが、それほど心配する必要はありません。
例えば、一般的にランディングページというのは、そもそも他のページに移る必要がないよう1ページで完結できるように作られています。PPC広告からランディングページに誘導するというのはよくあることです。ランディングページだけ見てページを閉じれば、これは「直帰」になります。
ただ、ユーザーがランディングページを最初から最後まで見ていれば、直帰であってもそれほど心配する必要はないでしょう。ランディングページ形式になっているかどうかがポイントになってきます。
3.ディスプレイ広告では高い
ディスプレイ広告などでは、間違ってタップしてしまった、興味の度合いが低い場合でも気軽にタップしてみたもののやはり違った、ということも多々あります。ディスプレイ広告の場合は、どちらかというと興味が低いユーザーと興味が高いユーザーが混在しているので、興味が低いユーザーは直帰してしまう確率が高くなります。
4.キーワードがかなり幅広い場合も高い
例えば、部分一致で「肩こり」などのビッグワードを設定しているような場合です。
肩こりの場合、「肩こり サプリ」「肩こり セルフケア」のような整体以外の情報を探しているケースもあり得ます。こんな場合は、知りたい情報はこれではない、知りたい情報がない、となればそのまま直帰してしまうことはあるでしょう。
ここで、こういったユーザーをどう捉えるかがポイントです。
肩こりに悩んでサプリを探していた人がHP内の情報に目を止めたとすれば、その人は有効な「見込み客」として捉えることができます。キーワードが関連が低いとみなしてより絞っていくのもひとつの方法ですが、見込み客としてHPに訪問してもらい、そこで検討する余地を持ってもらうと考えれば、直帰率の見方も変わってくるでしょう。
単に直帰率の数値だけを見て、高いからとにかく下げようということだけに目が行くと、本来の見込み客を集めるという目的からむしろ離れてしまうことにもなります。一部の確定的なお客さまだけに的を絞ってしまうことにもなるので、CPAが上がってしまう可能性もあります。直帰率が高くても、HPのあり方、どこまでを見込み客とするのかなど、どんな状況なのかなどによっても捉え方は変わってくるでしょう。