お客さまから「予算はいくらぐらいで組むのがいいですか?」
というご質問をいただくことがときどきあります。PPC広告を始める、検討されるお客さまにとってはとても気になるところですね。今回はPPC広告の予算の組み方について、お勧めする方法をご紹介します。
1.初めてPPC広告をする場合
「3万円程度の小額から試す」
1日あたり1000円、クリックで考えると1クリック100円で10クリック
1クリック150円とすると7~8回程度になります。これでまず1ヶ月、2ヶ月と様子を見ていき、しっかりと反応が取れている、結果が伴っているようなら予算を増額していく、という方法がおすすめです。
結果に応じて予算を少しづつ増やしていく、という方法です。
2.ある程度大きな予算(10万円程度)を組むことが可能な場合
「HP/広告経由で何名の新規顧客を獲得したいのか、から逆算する」
例えば「月10人の新規のお客さまがほしい」という場合
- 来院単価を5000円と設定
- 10人で5万円
1つの基準になるのは来院平均単価です。
弊社では、この単価5000円というラインを基準としています。
5000円を下回っていれば効率的に集客できていると言っていいでしょう。地域の競合状況、キーワードの絞り込みによって金額は変わっていきますが、最初から1人あたり1000円といった極端に少ないコスト換算をしてしまうのはあまり現実的ではありません。
ほしい新規獲得人数 × 5000円で1ヶ月の予算を算出する、という方法です。
3.広告費比率は5%に
自動車業界なら1%~2%ぐらい、通信・サービス業界なら15%~20%
というように、いろいろな業界・業種によって広告費比率は大きく変わります。
ITベンチャーなどでは、60%を越えるというような企業もあるほどです。
もちろん、会社の利益を生む仕組みによってもこの比率は変わってきます。
治療院によっては、例えば10%程度の広告費をかけているという場合も
あるかもしれませんが、弊社のこれまでの経験から、治療院の場合は売上の5%程度が望ましいでしょう。例えば売上が100万円だとすれば5万円程度、300万円なら15万円程度です。
この「売上に対して広告費5%」(厳しい場合は3%程度でも)を念頭に置いて
予算を組むと良いと思います。
まとめ
売上が例えば300万円〜400万円ある場合で、新規のお客さま獲得経路が
インターネット/HPに依存せずに他にも多くあるとしたら、広告費5万円程度で運用するというのもアリだとは思います。
ただ、広告を出すことで新しいお客さまに繋がる、ということも確かですので、
売上の3〜5%を広告費として予算を充てる、というのは集客をさらに伸ばすという意味では有効な手段ではないかと思います。