「他の治療院のCPAってどれぐらいのものなんだろう?」これは気になっている人も多いのではないでしょうか。CPAは重要な指標ですが、ひとくちにCPAと言っても基準にするもので変わってきます。今回は、治療院なら気になる「来店」を基準にしたCPAについてご説明します。
1.「来店」基準のCPA 標準額は?
治療院の場合、集客がうまくいっているかどうかを見る指標として「来店」を基準にしたCPAがよく使われます。それでは、標準的な金額はどれぐらいだと思いますか?
最近の傾向としては、7000円から8000円ぐらいです。以前は5000円程度でも集客ができていましたが、ここ5年ぐらいで徐々にCPAが上がって来ています。
2.なぜCPAが上がっている?
かつては手作り感が強いホームページを見かけることもよくあり、デザインなどしっかりとホームページを作り込めば差別化することも可能でした。かつてはホームページの作成にはそれなりの知識が必要でもありましたが、最近では一般の人でもホームページを作ることが比較的簡単にできるようになりました。店舗の意識も変わってきています。クオリティーの高いホームページも当たり前になってきており、ホームページの質が均一化されてきています。さらに、広告を出す競合他社も増えてきています。マーケティングや市場を意識したり、力を入れているところも増えてきたことで、集客が分散傾向にあるのです。
3.7000円が判断基準
まずはこの7000円という標準額を覚えておきましょう。
自分の店舗のCPAが7000円を上回っているなら改善の余地があります。逆にそれを下回っているなら、集客がうまくいっていると判断できます。
4.基本的にCPAは月単位で!
基本的にCPAは月単位で見るようにしましょう。
なるべく早く状況を把握すれば、対策が遅れずにすみます。前月と比較して急に集客が落ちることがあっても、CPAをチェックしていることですぐに把握することができます。
ただ、月単位でCPAをチェックする場合、季節による影響で大きな変動もあります。
このような季節的な影響を避けてチェックしたいときは、1年単位でCPAを計算してみてください。
1年分のCPAを出しておけば年単位でのCPAも考慮することができ、翌年のCPAの基準にもなります。年単位で対比して前年同月のCPAを確認すれば、季節的な影響も考慮して現在のCPAが高いのか低いのかを判断できます。前年のデータがない場合は、7000円を基準にしてみてください。
まとめ
CPAは広告の成果を測るのには1番わかりやすい指標です。
まずは、CPAを出すための広告費と来院件数の数値は把握しておきましょう。集客を伸ばしたいのであれば、この2つの数値は確実に押さえておくことが大切です。
さらに次のステップではどの症状のCPAが高いのか?という症状ごとの費用対効果を出す、といったことにも繋がって行きます。そうすることで、さらに集客の改善を進めることができますよ。