「〇〇以降にコンバージョンがデータドリブンアトリビューションにアップグレードされます」何のことかわかりますか?カタカナが並んでいて、なんだか難しそう、と思ったかもしれませんね。今回はGoogleから突然届くこんなメールについて解説します!
1.どんなメール?!
Googleから、突然また難解なメールが届くことがあります。難解すぎて、広告に詳しくない人には何のことやら、どうすればいいのかわからないようなメールなんです。今どきはネットで検索してみる人も多いと思いますが、検索してみてもいまいちわからない。モヤモヤ感と不安だけが残るパターンです。
広告を触っている人でも、この「アトリビューション」というのはマニアックな内容ではないでしょうか。さらに「データドリブン」もよくわかりませんよね。広告を触っていても、あまり設定したことがない人が多いかと思います。言ってみれば、そんなレアな設定についてのメールです。
2.アトリビューション
このメールを簡単に言うと「コンバージョンの数値の付け方を変えておきますよ」ということです。コンバージョンの数値というのは、まずはユーザーが広告をクリックしてHPを訪問しますね。電話コンバージョンなら電話ボタンにコンバージョンを仕込んでおき、電話をタップするとコンバージョンということで数値が「+1」つく、というものです。
ところが、ちょっと違うコンバージョンタイプもあります。たとえば、最初に「腰痛」というキーワードで検索し、表示された広告をクリックしてHPを訪問したとします。比較検討するために、いったんHPを離れて別のHPに離脱しました。色々見たところ、再度店舗名で検索してHPに戻り、そこでコンバージョンするというケース。
こういう場合は、最後にクリックしたのは店舗名を検索したときの広告なので、普通はここにコンバージョンを付けるものだと思いますね。このように以前は「ラストクリック」にコンバージョンを割り当てるのが主流でした。ただ、この場合は複数回広告をクリックしています。2回目のクリックは、1回目に「腰痛」というキーワードで検索した際にHPをじっくり見たことで、再度HPを訪問してクリックしたと考えられます。最近では、1回目のクリックがコンバージョンに繋がったとすると、最初のクリックにもコンバージョンをつけたほうがいいのではないか、という考え方が広がってきています。いわば広告のコンバージョンへの貢献度を割り当てて行く、この割り当て方を「アトリビューション」と言います。
3.データドリブン
この「アトリビューション」を「データドリブン」という方式に、自動的に変更しますよ、というのがこのメールの内容です。ちなみにデータドリブンについては「コンバージョンに至ったユーザーの経路に着目して、その経路の各段階に貢献度があり割り当てられる」と記載されています。わかりやすく言うと、コンバージョンしやすい「料金ページを見た」「アクセスページを見た」というところにもコンバージョンの数の割り当てをしていきましょう、ということのようです。ファーストクリックやラストクリックだけではなく、より細かく貢献度を分析してコンバージョンとして認識してくれるということですね。
データドリブン方式では、コンバージョン率が6%向上したというデータがあるようで、Googleではアトリビューションを推奨するために自動的にこの方式に変更します、ということなのです。
4.メールへの対応は?
これは、ある時期が来たら自動的に変更されるので、特に何かする必要はありません。結論から言うと、メールはそのまま放置しておいて大丈夫、ということです。「自動的に切り替えが行われてコンバージョン率が6%上がるようになる」というご褒美のようなものだと思ってください(笑)。
まとめ
Googleからよくわからないメールが届くと、一瞬不安になりますよね。そんなときは、弊社で配信しているYouTube動画やブログもぜひ覗いてみてください。今回のこのメールについては「放置する」で問題ありません!