Googleからメールが届きました。内容は「2022年6月30日をもって拡張テキスト広告の作成と編集のサポートを終了します」というものです。どのように対処すればいいのでしょうか。
1. 拡張テキスト広告の終了
6月30日に拡張テキスト広告が終了するということは、以前から言われていました。弊社でも、全広告文を拡張テキスト広告に代わるレスポンシブ広告の設定に変更しています。まだ拡張テキスト広告しか設定されていない方は、レスポンシブ広告の設定をすることをお勧めしています。
2.拡張テキスト広告が止まってしまうわけではない
ただ、この拡張テキスト広告は止まってしまうわけではありません。
広告文の編集や、新規で作成することはできなくなるということなので、6月30日以降でも、すぐにレスポンシブ広告を設定せずにとりあえず拡張テキスト広告を配信するということは可能です。ただ、いずれかのタイミングで配信を終了するという通知が来て、段階的に廃止になりそうです。
当然、6月30日以降に新規でアカウントを作る場合はレスポンシブ広告しか作成できませんし、いずれにしても拡張テキスト広告は終了になると思われます。今後は、レスポンシブ広告に変更していく必要があるでしょう。
3.レスポンシブ広告って?
例えば見出しを3つ、説明文を2つ登録し、1つの広告文のパターンを作るのが広告文でした。そのパターンをいくつか作り、どのパターンが精度が高いのかを見極めていくのが拡張テキスト広告でした。
一方のレスポンシブ広告というのは、見出しが最大15個、説明文は4個登録することができます。その登録したものは、Google広告のシステムが自動的に組み合せて広告を作ります。組み合わせとしてはかなりのパターンができます。それをテスト的に配信して、クリック率とコンバージョン率の良いものを多く配信していくというものです。常にABテストのようにテスト配信をしており、もっとも成果の出る広告文を作り上げていきます。
また、見出しを固定することもできます。ただ、「この広告文でどうしても出したい」というような場合でもさまざまなパターンで配信されるので、合う・合わないはあるかもしれません。
4.レスポンシブ広告の利点って?
レスポンシブ広告の良いところは、思いもよらないような結果にたどり着ける可能性があるところです。人には思いつかないような広告文であったり、テストしてみると意外な広告が効果があった、ということもあります。自分の思い込みだけでなく、ぜひ「試してみる」という意識でやってみてください。