これまでにも、拡張コンバージョンについてお伝えしてきました。サードパーティー・クッキーのことをよく理解している方は、この拡張コンバージョン設定の重要性についてご存じの方も多いでしょう。実は、この拡張コンバージョンを設定しても効果がないケースがあるのはご存知ですか?設定さえしておけば良いと思っていた方、拡張コンバージョンの思わぬ落とし穴に落ちないように、今回のブログをぜひ参考にしてください。
1.拡張コンバージョンとは?
そもそも拡張コンバージョンというのは、コンバージョンした瞬間に「表示されているページ」「HTMLのソースコード」「変数」内に、ユーザーのメールアドレス/電話番号があった場合にデータとして取り込むという機能です。
2.どんな効果があるのか
たとえば、お問い合わせフォームや商品購入ページの場合には、お客さまが名前・メールアドレス・電話番号などを入力して購入/送信ボタンを押すという流れです。この場合は設定が有効になり、コンバージョンユーザー情報をしっかりと収集します。
3.効果を発揮しないケースとは?
一方、設定が「電話ボタンのタップ」「LINEの友達登録画面を開くボタンのクリック」などのケースでは、ユーザー情報を取得できません。コンバージョンしたとしても、単にボタンをタップしているだけなのでメールアドレスや電話番号は画面上に入力されていません。拡張コンバージョンのタグを発火させても効果を発揮しないことになります。
お問い合わせフォームがないHP、外部の予約サイトを使っていて外部サイトに飛んでお客様情報を入力するような場合も、同じように情報を取得することができません。一方で、ECサイトや資料請求をコンバージョンとしているサイトの場合は、拡張コンバージョン設定というのは非常に有効です。ぜひ設定してみてください。
まとめ
コンバージョン情報は、Googleアカウントにログインしているユーザーであれば、コンバージョン時のログイン情報からメールアドレスが取得されると思っている方もいたのではないでしょうか。実際には、コンバージョンした際のページ内に表示されているメールアドレス/電話番号、もしくはページ内には表示されていなくてもHTML内のソースコードや変数に含まれるメールアドレス/電話番号が取得されます。
ただ、Googleがサードパーティー廃止を撤回したこともあり、今後はまた違った機能が出てくる可能性もあります。新しい情報については適宜お知らせしていきますので、今後もぜひ参考にしてください。