2022年6月30日、拡張テキスト広告がついに終了し、7月1日以降はレスポンシブ検索広告に移行します。この移行で何が変わるのか、今回は、このレスポンシブ広告の特徴も含めて詳しくご説明していきます。
1.広告の違いって?
見出しと説明文
これまでの拡張テキスト広告というのは、見出しが3種類、説明文2種類というのが基本のセットでした。レスポンシブ広告では、見出し:最大15種類/説明文:最大4種類です。見出しが最大15種類と言っても、いきなりすべてが表示されるわけではありません。ユーザーが検索した検索ワードに関連した見出しが選択され、それと広告文が自動的に組み合わされて表示されます。
組み合せ
組み合せの種類は何十パターンにもなります。
その中から、クリック率の良いもの、コンバージョン率の高いものなどが優先的に表示されます。
キャッチコピー
テキスト広告では、ユーザーに刺さるような、訴求するキャッチコピーが主流でした。レスポンシブ広告では、15種類の検索ワードにマッチした説明文が表示されるようになるため、検索ワードにマッチしたキャッチコピーが重要になります。
2.関連性がより重要に!
これまでにも、検索ワードと広告文の中に同じワードが入っていれば関連度が高いとみなされ、品質が高いということで広告ランクがアップしていました。さらにLPのタイトルタグも同様です。ランクが上がれば、より安いクリック単価で上位表示されやすくなります。レスポンシブ広告に移行したことで、より関連度を重視する傾向が強くなりました。
3.見出しを固定したい場合
レスポンシブ検索広告でも、見出しを固定することはできます。
1番上に表示したい見出しは、ピンを打つことで固定することができます。ただ、Google側では見出しの固定は推奨していません。あくまでも、検索ワードとマッチした広告表示を推奨しています。
以前には、極端にユーザーの目を引くような文言を見出しにして、クリック率を高めるような広告もありました。このような広告文は関連性が低いとみなされるとともに、ユーザーに対しても訴求力を落とすとも言われています。今後は、ユーザーの目を引くための刺さるキャッチコピーよりも、成果が期待できる検索ワードにマッチした広告文を表示する方向にしていくようです。
まとめ
実際の運用としては、見出しを15種類、説明文を4種類しっかりと登録しましょう。これはGoogleでも推奨しています。さらに、想定される検索ワードをしっかりと見出しに入れるようにすることで、広告の成果は上がりやすくなります。
弊社では、見出し15種類、説明文 4種類のすべてを設定しています。その数値を見なががら1番効果のある見出しを抽出し、少しアレンジをして効果のないものと入れ替えていくようにしています。場合によっては、ユーザーにズバッと突き刺さるようなキャッチコピーを入れたい、ということでテストしながら入れることもあります。いずれにしても、従来の広告文の考え方を少し変えることが必要です。