今回はGoogle広告の基礎知識第3弾。「キーワード」はどのように設定できるのかについてお伝えします。
1.そもそも「キーワードの設定」って?
Google広告は、何かを検索したときの検索ワードに連動して広告が表示されます。そのために、どのような検索ワードで広告を表示させるのかを設定していきます。たとえば、「大阪 整体」と検索したときに広告を表示させたいのなら、「大阪 整体」というキーワードを登録します。
このキーワードの設定には、さらにその登録するキーワードにどんな風に連動させるのかというマッチタイプも設定する必要があります。
2.3つのキーワードマッチタイプ
(上の図はサンプルキーワードでの例)
完全一致
「大阪 整体」を完全一致で登録すると、一字一句まったく同じように検索されたときのみに広告が表示されます。
フレーズ一致
フレーズ一致は、以前のものから少し変更されています。
旧フレーズ一致
「大阪 整体 名医」「おすすめ 大阪 整体」のように、登録したキーワードの前後に他のワードが追加されても広告が表示されます。ただし、語順が変わると表示されませんでした。
現フレーズ一致
それまでは前後だけでしたが、現在では「大阪」と「整体」の間に他のワードが入っても広告が表示されるようになりました。さらに、語順が変わっても表示されるようになっています。ただし、語順が変わると意味合いが変わってくるものについては表示されません。
たとえば「東京から大阪へ引っ越し」と「大阪から東京へ引っ越し」では意味合いが変わってきてしまい、この場合、引っ越業者の選定も変わってくるはずです。このように、意味が変わる場合は広告が表示されない機能が搭載されています。
部分一致
この場合は、まず「大阪 整体」というキーワードで検索されると広告は表示されます。それ以外にも、「大阪 整骨院」「大阪市内 接骨院」のように、全く同じではない関連したキーワードでも広告が表示されます。
広告が表示される可能性が多い順に「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」になります。基本的には、広く、たくさんのユーザーを対象にしたい場合は「部分一致」、厳選したキーワードでしか広告を表示させたくないという場合には「完全一致」で絞り込んで広告を表示させるようにします。
絞り込み部分一致
以前は「絞り込み部分一致」というマッチタイプがありました。これは、「このキーワードを含む」というマッチタイプですが、現在は「フレーズ一致」に部分的に引き継がれ、2021年の7月に廃止されました。
3.マッチタイプの表記方法
マッチタイプを設定するのは、プルダウンメニューから選択することができます。
ただ、キーワードに記号を付けることで、手動でマッチタイプを変更することもできます。それぞれ表記の仕方を覚えていれば、レポートなどを見る際にも便利です。
1)完全一致=前後に角かっこ([]:別名ブラケット)
2)フレーズ一致=前後にダブルクォテ―ション(“”)
3)部分一致=そのまま
*絞り込み部分一致=前にプラス(+)
4.除外ワード
特定のキーワードでは広告を表示させたくない時に使うのが「除外ワード」です。
たとえば「腰痛」を除外ワードに登録します。そうすると、仮に「大阪 整体」と検索されていても、そこに腰痛も加えて「大阪 整体 腰痛」と検索している場合は広告は表示されません。除外ワードにも「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」の3つのマッチタイプがあるので、それぞれ理解して登録しましょう。
まとめ
フレーズ一致については、語順で心配な場合は完全一致で登録してみるのも1つの方法です。すでにキーワードを設定していたら、過去のクエリを見ながら不要なものをチェックして、ある場合は少し修正してみると良いですね。