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Google広告の支払い金額が合わない!を徹底解説

Google広告のお支払いって少しわかりづらいですよね.
1ヶ月に使った広告費を翌月に決済してくれるとわかりやすいのですが、Googleではそのような方式にはなっていません。Google広告で自動支払いに設定していて、「ご利用履歴」の支払い金額ってどうやって計算しているんだろう?「え?毎月の広告費がそのまま決済されるんじゃないの?」「開始残高と決済日までの広告費を足せば合うと思っていたのに・・・。」そのような疑問があるのではないでしょうか?
今回は、基本的な広告費の支払いの流れから、決済金額の算出までを徹底解説いたします!

Google広告の請求(お支払い)のタイミング

Google広告では下記の2つのタイミングで請求が行われます。

①使用した広告費がお支払い基準額を超えた時

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Google広告では「お支払い基準額」というものが設定されています。
広告の配信をスタートして間もない頃は10,000円からスタートします。10,000円の広告費を使用した時点で決済されますよという意味ですね。何度か問題なく決済されるとお支払い基準額は上がっていきます。「信用がついてくる」というイメージです。25,000円、50,000円、とお支払い基準額は上がり、最終的に100,000円まで上がります。100,000円までお支払い基準額が上がると、広告費100,000円消化するたびに決済されることになります

②前回の決済日から30日経過した時

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こちらはそのまま、前回に決済された日から30日経過した時点で決済されますよという意味です。
前回の決済日が8月13日だったとします。次の決済日は9月12日となります。8月は31日まであるので、9月13日ではなく12日になります。前回の決済から30日経過しても、お支払い基準額に達していない場合は、こちらのルールが適用されて決済されます。

使った広告費と請求金額が合わない⁈

Googleのお支払いのタイミングは、先のご説明の通り少し特殊なタイミングです。その為、1ヶ月に使用した広告費と、決済金額が異なります。

例を挙げてご説明いたします。例えば8月1日から8月31に使用した金額が132,000円だとします。しかし、お支払い基準額が10万円だった場合、お支払い基準額に達した時点で決済されますので、8月の22日あたりで一度決済されます。

22日あたりというのは、おおよそその日くらいで10万円に達するだろうということで、「あたり」としています。そうすると、使用した広告費は132,000円ですが、支払った金額は100,000円ということになります。このように、実際に使用した広告費と支払った金額は合いません。

前月の広告費を繰り越し

例えば先の例のように、8月22日に決済されたとしましょう。そうすると、8月23日から8月31日までの広告費32,000円はどうなるのでしょうか。20200917-cこの分は、翌月に繰り越されます。翌月の9月はお支払いをしていない32,000円からスタートします。そして、そこから68,000円の広告費を消化した時点で、広告の消化金額は合計で10万円になります。このように10万円になったタイミングで再度決済されます。20200917-d決済された後は、再び「お支払い基準額」に達しなければ、翌月に繰り越します。その為、繰越額が多ければ、1ヶ月に2回決済されることがあります。この場合は13万円ほどしか広告を利用していないのに、20万円の請求が来るということが起こりうるので注意が必要です。

請求額の計算方法

20200917-e

前月の繰越金額+当月の広告使用金額=請求額
が、基本的な請求額の考え方です。

では、上記の画像で検証してみましょう。
4月15日に決済されたとして、前月からの繰越金額(開始残高)に、4月1日から4月15日までの広告費の合計額を合わせて、金額は一致するのでしょうか?
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開始残高42,256円+4月15日までの広告費23,245円=65,501円
となります。

 請求金額の67,257円に対し、開始残高+4月15日までの広告費は65,501円と、1,756円の差額が発生しています。残念ながら金額は一致しませんでした。このことを疑問に思いGoogleに問い合わせしましたが、「決済時間が日本時間の何時になるか、証明するデータがGoogleにも無い」ということでした。

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締めた時間が明確では無い為、広告の使用金額との間に差額が発生するということのようです。月間で使用した金額に間違いなければ、支払い時期に差があるものの、使用した広告金額と支払金額は最終的に一致すると考えなければいけないようです。毎月の広告費と支払い額とを合わせるという考えを捨てなければいけませんね。

お支払い額をコントロールするには

これらは「自動支払い」の設定で起こるズレです。支払い額を一定にするために何か方法は無いのでしょうか?「手動支払い」にすることでお支払い額をコントロールすることができます。毎月1日にその月の予算となる金額を事前に手動で決済しておきます。

手動支払いの場合、予算が無くなった時点で広告が停止します。事前に決済した広告費以上に広告費が掛かることはありませんし、決済も毎月1日に、予定した金額を決済することが出来ます。ただし、手動支払いだと毎月の作業が日々の作業に追われてしまい、決済できずに広告が止まってしまうということもあるので、注意が必要です。

消費税について

消費税は1日か月末まで使用した広告費にたいして税率を掛けて算出されます。そのため、翌月にならなければその月の消費税は確定しません。当月の消費税は、計算された後、最終金額に上乗せされて、翌月の開始残高となります。 

請求額の計算を正しく書くならば、
前月の繰越金額+前月の消費税+当月の広告使用金額=請求額
となります。

まとめ

今回わかったことは、請求額を正確に算出することはできないということ。その理由は請求日の何時時点で締めているかがわからない為。ということでした。毎月月末に決済するのではなく、Googleのタイミングで決済するので、ここは仕方ないとあきらめるしかないようですね。

ただ、利用した広告費は明細の金額と合っていますので、過剰請求されているようなことは一切ありません。請求のタイミングによっては、月に2回請求が発生することがあるので、注意が必要です。なかなかややこしいGoogle広告のお支払いですが、ご理解いただけましたでしょうか?

説明する方もなかなか難易度が高い内容でした!

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