前回「コンバージョン最適化機能」についてご紹介しましたが、Google AdWordsでは
それとは別にアカウントの過去の履歴からどのポイントを修正すればいいのかを提案し1クリックでそれが適用されるという便利な「最適化」という機能もあります。
使い方
管理画面最上部にある「最適化」のタブをクリック
→最適化案のリストが表示される
↓
ナビゲーションに沿って各提案の詳細を見ながら
「適用」/「×(バツマーク:無視するの意)」を選択
提案された内容をすべて反映させるのが効果があるとは限らないため
以下のポイントを参考にしてみてください。
1.キーワードの追加/除外の最適化
新しいキーワードの追加・広告費を無駄にしないための除外キーワードの提案。
1番多い提案。
キーワードの追加
最適化の提案と言っても、クリックされてもコンバージョンにつながらない
キーワードも提案されることもあります。実際に提案されたキーワードを確認して
明らかに効果の低そうなキーワードは除外しながら反映させる方がいいでしょう。
除外キーワードの提案
コンバージョンが発生していない検索クエリーが提案されるため
最適化するのはオススメです。
2.予算の引き上げに関する最適化
1日のキャンペーンの予算上限設定のため
広告が表示されない時間帯がある場合の提案。
チャンスを逃していることにもなるので予算的に可能であれば最適化してみましょう。
3.入札価格の引き上げに関する最適化
入札価格を上げる提案。
その他、割安にコンバージョンを獲得しているキーワードに対してや
割安価格でコンバージョンを獲得している地域の入札比率の変更なども提案。
基本的には最適化するのが有効です。
ただし、「元の入札価格の3倍以上」などの提案がされることもあり、広告額が一気に
増えるリスクも存在します。「入札額の引き上げ金額や比率が許容できる範囲か」
「極端な数値ではないか」ということを確認してから納得できるようであれば最適化してみてください。
4.広告表示オプションの追加に関する最適化
電話番号の表示オプションや住所の表示オプションの追加の提案。
直接電話からの問い合わせ獲得や
クリック率アップにつながる可能性が出てきます。
ただし、自社の商品・サービスに合っている表示オプションかを確認してから
適用するのをオススメします。
確認せずに適用してしまうと、電話対応をしていないのに電話がかかるなど
望んでいない状況を招いてしまうということも起こり得るからです。
注意するポイントを上げましたが、自分ではうっかり見落としていたポイントが
指摘されていた、などいずれにしても最適化機能は非常に便利な機能であることは確かです。
定期的にこのページを確認してみてください。
自分では気づかなかったポイントに適用したり、より効果的に最適化するといった
細かい軌道修正をすることで、また一歩、効果的で理想的なリスティング広告に近づくことができるのではないでしょうか。