これで失敗しない！広告代理店選び５つのポイント

これから広告を始めようという人、すでに代理店に任せている人でも、どうやって広告代理店を見分ければいいのかよくわからない、という人は多いのではないでしょうか。今回は、運用者・代理店側の視点から代理店選びのポイント５つを紹介します。

１．きちんと話を聞いてくれる

広告を実際に運用するまでには「こんな風にしたい」「あんな風にしたい」など、色々な発想や思いがあるでしょう。自分の店舗の売上を上げるためには何が必要なのか、真剣に考えていると思います。こういった広告を掲載する側の話を聞かずに、良い設定をしてしっかりと理想の運用をすることは至難の業です。中には、すべてお任せして、その代理店の得意パターンで運用してもらえばいいという場合もありますが、とても特殊なケースです。その業界に特化した業者や代理店であれば可能な場合もあるでしょう。

基本的には、コミュニケーションがきちんと取れる代理店を選ぶことがおすすめです。成果が落ちてしまったり、最初の段階で軌道に乗らないということはよくあります。こんな時にコミュニケーションが取れない、代理店の立場を強調するような場合は、長く付き合うのは難しいかもしれません。

２．管理画面を見せてくれる

Google広告を運用する際には、管理画面にログインしてさまざまな設定などを行います。
管理画面を公開したことでノウハウを盗まれてしまう、というようなこともあるため、代理店の中には公開をしたがらない場合があります。代理店からしてみれば、自分たちで研究してきた設定を簡単に真似されてしまうのは大きな痛手です。それでも管理画面を見せてくれるかどうか、というのはひとつのポイントです。

代理店の事情も理解はしてもらいたいものの、スクリーンショットを使用する、閲覧権限だけで操作できないようにするなど、見せ方を工夫することは十分に可能です。予算消化がどれぐらいなのか、どこで、どのような規模で、どんな広告でクリックされたのかなどがリアルタイムで閲覧できないとなると、情報が制限されてしまいます。

３．きちんと返信がある

クライアントから代理店に連絡した際、きちんと返信をしてくれるかどうかもポイントです。１週間以上連絡がない、〇〇の会社はレスポンスが遅い、など、代理店の間でも情報は流れてきます。代理店の立場としては、クライアントが多い場合、故意ではなくても漏れてしまったり、返信が遅くなってしまうことはあるでしょう。それでも、誠意ある返答があるかどうか、これは重要なポイントです。

特に重要なのは、リアルタイムで対応してほしい時にやり取りができるか、ということ。広告を止めたいという場合、広告の停止を依頼したのに返信が２週間後、という対応では遅すぎるでしょう。

４．業界に精通している

１つの業界に特化していたり、長く広告運用をしていると、その業界特有のポイントや注意点などもわかってきます。たとえば、広告が不承認になりやすいポイントを押さえていることですぐに改善も可能になり、最短ルートを取ることができます。

また、業界に精通していない場合、平均CPAがわからないということもあります。これがわからないと、広告の良し悪しの判断がつきづらくなってしまいます。業界に精通していることで見えてくることもあるので、経験豊富な代理店に任せるのがおすすめです。

５．「Google Partners」や「Yahoo! Japanセールスパートナー」に認定されている

「認定されている＝良い代理店」ということとは少し違います。認定されているということは、それなりの条件をクリアしているということを意味します。Google Partnersの場合は、Googleの試験を受けて合格することで認定されます。

弊社ペコリスも認定されているのですが、毎年勉強をして受験をします。実際、受ければ受かる、というようなほど簡単な試験ではありません。知識のアップグレードにもなり、新しい広告媒体の知識を吸収することもできるという意味でも有効です。こういった意味で、認定されているかどうかもポイントになるでしょう。

また、Google Partnersの場合は「広告の扱い高」という部分でも一定の基準があります。「言うことの割に実際の経験が少ない」というような業者がいるとしたら、見抜く判断材料にもなるでしょう。

まとめ

代理店選びは簡単ではないでしょう。最近では、格安で運用するフリーランスや立ち上げたばかりの会社もまだまだあります。ここでもうひとつ意識してほしいのは、「リスティング広告専門の会社かどうか」というポイントです。

代理店と言っても、制作会社が別にあり、リスティング広告の部署を作って運用しているケースもあります。言ってみれば、本業がある中で運用しているパターンです。やはり、それを専門にしているかどうかでノウハウも違ってきます。専門性が高いということは、そこにメリットや強みがあるということも心に留めておきましょう。