順調に集客ができていたのに、気が付くと急に集客が止まってしまったということはありませんか?慌ててしまいますよね。そんな時はぜひ、現状把握で乗り切りましょう。集客が止まってしまった原因を正しく把握して、落ち付いて対応することが大切です。今回は集客が突然止まってしまったときにどうするべきか、ご紹介します。
1.変更箇所があるか、ないかを確認する
変更箇所というのは、HPや広告に変更箇所があるかどうかということです。
もし、それらに変更したところがあれば、まずそれを元に戻してみましょう。その変更箇所が原因かどうか特定はできませんが、その可能性をまず取り除いてみます。どれだけ最適な改善だと思ってした変更でも、ユーザーからするとちょっと違う、ということもあります。思ったほど効果がなかったり、的外れである可能性もあります。何か変更した点があれば、いったん元に戻してみて2,3週間ほど様子を見ましょう。これで集客が戻るようであればその変更が原因だということがわかるので、他の手段を考えてみてください。
2.競合店の調査をする
HPや広告の設定の変更で集客が落ちるというのは「内的な要因」です。
特に変更した箇所がないとすれば、原因は内的要因ではありません。外的な要因かもしれません。そこで考えたいのは競合店についてです。
● 値下げやキャンペーンを実施している
● 魅力的なHPにリニューアルしている
● 新しい治療院が近くにできた
まずはこの3つの点を調べてみましょう。お客さまが他の治療院に流れてしまっているのではないか、ということを想定して競合店について調べてみるということです。検索画面で「エリア名 整体」「エリア名 症状」などで検索してみて、どこの治療院が広告を出しているのかを見て、その治療院のHPやURLをチェックしてみましょう。
この時、マナーとして広告はクリックしないようにします。広告をクリックすると、クリック単価がかかります。競合店調査でお互いの広告費を奪い合ってしまうのは、マナーとしてはあまり良くありません。HPのURLをコピーするなどして調べると良いですね。弊社では、「競合店調査シート」というものを使って調査しています。どんな風に調査すればいいのか分からないという場合は、ダウンロードして使っていただけます。
<競合店調査シート>
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1yW6vrPFWCwDSC962VeH0bqqcK9dr5cwligc4ED-mtVs/
*必ず「コピー」もしくは「ダウンロード」してお使いください。
3.自社のHPを作り込む
集客が落ちている時は、時間に余裕がある時でもあります。
ある意味チャンスでもあるので、ここでしっかりと自社のHPを作り込むというのも大切です。
● お客さまの声を最新のものに入れ替える
● その症状の改善が見込めるのか
どんな手技で改善できるのかなどの内容をしっかりと作り込む
● 今よりもより良い魅力的な写真に差し替える
● 期間限定のキャンペーンを考えてみる
● 返信できていないGoogleマップの口コミにしっかり対応する
HPを作り込んだり、HP以外でも今できることをするなどの作業をすることで、自社の強みや不十分なところを再確認することにもなり、補うこともできます。
まとめ
集客が急に止まってしまった時、まず大事なのは「現状把握」です。
これができないと慌ててしまうことも多くなります。まずは現状把握すれば良い、ということが分かっていれば慌てることもありません。ただ、原因が1でも2でもない場合もあります。常に安定して一定の集客があるのが理想ですが、実際はトレンドや季節的なもの、またはテレビの影響で急に検索が増えるなど、「集客の波」というのは起こります。単純に集客の波で落ち込んでいる場合は、特に原因もわからないまま、何もしていないのに自然に集客が戻ることも多々ある、ということも心に留めておきましょう。
とは言え、集客が落ち込んでいる時に何もしないでいるのはもったいない時間です。そこで、その時間をぜひHPの改善に使っていきましょう。HPを見直して改善されることで、自信にもつながりますし、自然と自社や競合他社の把握にも繋がります。「こうすればいいのかも」「こうやってみよう」など、自然とアイデアも浮かんできます。そのうちに集客も戻り、自社のHPも強化されて良いHPになるという効果にもなるので、ぜひ1から3の項目を試してみてください。