Google広告では、基本的に見出しと説明文が表示されます。さらに表示順位によっては広告表示オプションというものがあり、住所、電話番号、サイトリンクなどが表示されます。最近では、これに加えて画像が表示できるようになったのはご存じですか?今回はGoogleの広告文と一緒に画像を表示させる「画像アセット」について詳しくお伝えしていきます。
1.画像アセットって実際どんなもの?
PC版
「洲本鍼灸整体院」さんにご協力いただいて、実際にどのように表示されるのかを見てみましょう。
1番上から4段目までは左上に「広告」と記載があり、リスティング広告による表示だということが分かります。PCでは、この時点で洲本鍼灸整体院さんが「指名検索」の結果で3位に表示されています。
この右側を見てみると、画像が表示されていますね。
この画像が、新しく表示されるようになった「画像アセット」と呼ばれる部分です。1位や2位の表示と比べても、こちらの方が目立っているのが分かります。
スマホ版
それではスマホでも見てみましょう。
スマホで見るとこのように表示されています。
1位で表示されており、右側には画像が表示されています。どんな業態なのか、どんなサービスなのか、画像が表示されることでより分かりやすくなっています。見た目でも、かなり目立っていますね。
最近では自然検索の結果でも右側に画像が表示されるようになり、PCでも表示はされます。ただ、スマホで見てみるとより顕著に分かります。これはSEOによって上位表示された、自然検索の結果です。このように、右側に画像が表示される広告がよく見られるようになってきました。
2.治療院系でも表示できるようになった!
2021年7月ごろの時点で、この画像表示はすでに見られていました。
ただ、当時は治療院関係は健康に関するポリシーに抵触するというハードルがあり、審査に通らない状況でした。そのため、この表示オプションは治療院系ではあまりお勧めしていませんでした。
ただ、最近になって改めて試してみたところ、治療院系でも表示されるようになっていて、「画像アセット」の登録ができるようになりました。ポリシーにも多少変更があったのかもしれません。
3.審査のためのガイドライン
画像アセットの登録には、審査があります。
こちらがGoogle広告のガイドラインです。ここで注目したいのが、メリットの中の「クリック率が平均10%向上する」という部分です。可能性であって必ず上がるわけではありませんが、先ほどの画像が表示されてかなり目立つ広告を見てみても、クリック率が上がるというのは納得できますね。
さらに、「検索パートナーネットワークではYouTubeにも配信」とあります。弊社では標準仕様ではありませんが、認知度をさらに上げて行きたいという場合には、別のメディアでも表示されるので効果的なのではないでしょうか。
4.登録する画像は?
まず、画像は(アスペクト比)1:1の正方形の画像が必須です。
さらに、任意で1.9:1の横長の画像も登録できます。任意ですが、推奨となっているので両方登録するといいでしょう。大きさは、正方形の場合は最小ピクセル300×300、推奨のピクセル値は1,200×1,200です。横向きの場合は600×314、推奨ピクセルは1,200×628です。
画像の形式はPNG JPG GIF(ただしアニメーションGIFでないもの)が登録可能です。キーワードと関連性が高い画像を20枚まで登録できるので、検索ワードによって表示させる画像を色々と変えて行くのではないでしょうか。今後さらに検証していく予定です。
注意点「要件」
ここで、要件に注意しましょう。
画像アセットを使用するのに満たしているべき要件が表記されています。
特に1番最後の5つ目、「デリケートなカテゴリ」に属していないかに注意してください。その中でも「ヘルスケア」の解釈によっては、治療院でも画像アセットを使えない可能性は出てきます。Google側の判断によるため、100%画像アセットが登録できない可能性もありますが、まずはぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
これまでは、治療院系は画像アセットは登録できないという認識でしたが、最近では治療院でも見かけるようになりました。まだまだ審査落ちという可能性もありますが、設定してみる価値はあるでしょう。うまくいけば、クリック率が大幅に向上するかもしれません。治療院系でない方はもちろん、ぜひ1度試してみてください!