インプレッションシェアという言葉はご存知ですか?
Google広告では広告の表示頻度を表わすとても重要な指標です。今回はこの「インプレッションシェア」についてご説明していきます。
1.実は広告は常に表示されているわけではない
広告が本当に出ているかチェックしようと何度もGoogleで検索をしてみたものの、広告が表示されない!という経験はないでしょうか?広告を始めると、広告は常に表示されていると思っている方が多いかもしれませんが、実は、広告は予算に応じて表示されたりされなかったりしています。そのため、検索しても自分の広告が表示されないことはあるのです。
2.広告が表示される仕組みって?
例えば1日の予算が1000円、平均クリック単価が100円というキーワードがあったととしましょう。このキーワードが午前中のうちに5回クリックされ、このままでは午後に予算切れを起こしてしまいそうだ、という状態だったとします。
こんな時には、広告は自動で表示を止めてしまいます。これは「インプレッションをストップする」という状態です。ある程度時間がたった夕方くらいになると、また再度広告を表示するようになります。その後、また数回クリックされると表示を抑制するというように、配信時間をまんべんなく使うように調整しています。予算を使いすぎてしまわないように抑制しているんですね。
3.予算が多い場合は?
仮に1日の予算が1万円だったとしたらどうでしょうか。
予算切れになる心配がないので、広告は途切れず表示されます。もちろん、予算に対して大量のクリックがあれば抑制されてしまいますが、予算が多ければ多いほど、予算切れの心配がなければ広告の配信に抑制はかかりにくくなるということです。この、広告が表示される頻度のことを「インプレッションシェア」と言います。
4.インプレッションシェアは管理画面上で確認可能
管理画面で「キャンペーン」を開き、確認したいキャンぺーンにチェックを入れます。
青い帯が表示されるので、その中の「オークション分析」をクリックしましょう。
これで、競合他社を含めた状態でインプレッションシェアを確認することができます。
さらにここで、重複率、上位掲載率、ページ上部表示率、ページ最上部表示率、優位表示シェアなど、その他にも、色々な数値を確認することができます。
重複率
同じオークションで、自分以外の広告主が同時にインプレッションを獲得した場合。
競合他社と一緒に広告が表示された頻度を表しています。
上位掲載率
自分以外にもインプレッションを獲得した広告主がいたオークションで、他の広告主が自分のものより上位に表示された割合。自分の広告よりも競合他社の広告が上位に表示された割合です。
ページ上部表示率
自分の広告が検索結果の上部に表示された割合。
上部というのは、「オーガニック検索で表示される1番上の1位表示よりも上」ということです。基本的に上位4位までの表示がこの中に入ります。
ページ最上部表示率
オーガニック検索の上部で最初に表示された広告のインプレッションの割合。
これが検索での実際のトップインプレッション率になります。
見てみると「この指標を使用して広告の掲載場所を変更したことが掲載結果の変動の原因であるかを確認します」と表記されています。少しわかりづらいですが、簡単に言えば「1位に表示された割合」ということです。
優位表示シェア
オークションでの自分の広告が他の広告主よりも上位に掲載された、もしくは自分の広告のみが掲載された割合。これはつまり、自分の広告が競合他社よりも上位に表示された、もしくは単独で表示された割合ということです。
まとめ
このように、「インプレッションシェア」=自分の広告がどれぐらいの頻度に表示されているのかを知ることはとても大切です。インプレッションシェアを確認することで、競合他社と比べてどれぐらいの順位で広告が表示されているのかも知ることができます。予算の増額や競合他社との比較をする際にとても有効なデータですので、ぜひ活用してみてください。