1.ターゲティングの掛け合わせ
以前にもご紹介したように、ディスプレイネットワーク広告では検索ネットワーク広告
とは違い、ターゲットの設定が必要です。さらに、そのターゲット設定を掛け合わせる
ことによって効果がアップします。
「トピック」×「キーワード」
トピックターゲットはGoogle AdWordsが独自に分類したトピックに対して
広告を出しますが、ターゲットが広すぎることがあります。さらに関連性のある
キーワードで絞り込むことでより関連性のあるサイトに表示することができます。
「プレースメント」×「キーワード」
最も効果が期待できる掛け合わせです。様々なジャンルを扱うサイトの場合
関係のあるキーワードで絞り込むことで効果が格段に上がります。
例)
「プレースメント:Gmail」×「キーワード:治療」
↓
Gmailのやり取りで治療に関するやり取りをした時のみ広告が表示
「年齢・性別」×「あらゆるターゲット」
以前にもご紹介したように、「年齢」「性別」に関しては基本的に
組み合わせによって効果を発揮します。
例)
「性別:男性」×「キーワード:結婚記念日 ギフト」
↓
結婚記念日のギフトに関係するコンテンツの掲載サイトで男性にだけ広告が表示
「性別:女性」「年齢:40-60」×「キーワード:ほうれい線」
↓
ほうれい線に関係するコンテンツ掲載のサイトで40歳~60歳の女性にのみ広告表示
2.無駄な広告費を排除
ディスプレイネットワーク広告でも、無駄な広告費は避けたいものです。
除外キーワードを設定する検索ネットワーク広告に対して、ディスプレイネットワーク広告
では「webページ」を除外設定します。
前回ご紹介した「効果のあるサイト/ページの見つけ方」で表示されるレポートは
逆に言えば無駄な広告費を発生させているサイト(ドメイン)やページを見つける
ことができるということにもなります。
除外の仕方
レポート表示時の画面の下にスクロール
>「キャンペーンの除外プレースメント」で設定
*「サイトカテゴリオプション」から、アダルト系や犯罪に関わるサイトなどの
分野のサイトに広告表示されないよう除外設定も可能)
3.イメージ広告の運用
ディスプレイネットワーク広告の大きな特徴の1つは、バナー広告のようなテキスト
だけでなくイメージ(画像)でも広告が可能ということです。手間や準備が
必要なため運用しているサイトが少なく、視覚的に訴えることができるため
インパクトが大きくなります。
会社のロゴや商品の写真などを認知してもらえるのも特徴です。
すべてのサイズを用意する
イメージ広告はフォーマットパターンがたくさんあり、サイトによって対応する
サイズが異なってくるため、なるべくすべてのパターンを用意するのが賢明です。
デザインはベースとなる1デザインを作り、サイズに合わせて縮小したり
組み替えたりすれば手間を省けるでしょう。
イメージ広告でも言葉は必要
記憶に残るようなキャッチコピーや具体的なメリット、数字をいれて
イメージ広告を見る人の印象に残るようにしてください。
グループを分ける
イメージ広告とテキスト広告を、キャンペーンレベルでグループを分ける
ようにしましょう。入札単価や費用対効果、除外するプレースメント、注力する
プレースメントなどが大きく変わってくる可能性もありきめ細かい調整が
できるようにするのがポイントです。
4.イメージ広告の簡単な作り方
Google AdWordsの自動作成システム
サイトの画面を読み込んで、イメージ広告用の画像を
自動で作成してくれる機能を使えば気軽に作成・テストできます。
「イメージ広告」
>「次のリンクから広告の候補を取得」でURLを確認
>「広告の作成」(サイズパターンも自動対応)
クラウドソーシングを利用
ネット上で条件を入れて募集をし、フリーのデザイナーにバナーを作成して
もらうことができます。デザイナーにもよりますが、デザイン事務所などに
依頼するよりも低価格で作成してもらえる場合もあります。