「リスティング広告だけで良いの?」という質問をよくいただきます。リスティング広告も、出していないところはないのでは?というほどスタンダードになってきました。「競合がこれだけ増えると、もっと新しい広告にチャレンジした方がいいのでは?」「もはや集客できる広告ではないのでは?」という声もあります。実は検索型広告というのは少し特殊な広告なのです。今回は、リスティング/PPC広告は生き残っていく広告なのかどうか、詳しく解説します。
1.リスティング/PPC広告はもはや終わっている?
特にwebマーケティングでは、もはや基本とも言えるほどスタンダードになってきたリスティング広告。HPにお客さまを呼びこんで、問い合わせや予約に繋げて行く広告ですが、これほど増えてしまうと集客自体も難しくなるのでは?という声をよく聞きます。さらには「PPC広告はもう集客できるコンテンツではないのでは?」という声もあります。
たとえばPPC広告でかなり集客をしていたような影響力のある人が「これからはPPCではなく○○だ!」などと言ったりすると、そういうものかと思ってしまうかもしれません。ただ、検索型広告というのは、少し特殊な広告でもあるのです。
2.PPCはユーザーに合わせた広告
テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、屋外看板のような従来の広告というのは、基本的にはお客さまが何を望んでいるかということよりも、「これはどうですか?あれはどうですか?」とプッシュしていく「プッシュ型広告」がほとんどです。
それに対して、インターネットが普及して、インターネットで検索をする際に表示されるのがリスティング/PPC広告です。インターネットで検索をする時には「自分の知りたいもの」「気になっているもの」「欲しいもの・買いたいもの」を検索するものですね。言ってみれば、検索する側が何を欲しているかが分かった状態で検索しています。その「分かった状態」に対して「これはどうですか?」という広告を表示させることができるのです。
3.他にないから勝機がある
これまでのプッシュ型広告は、お客さまが欲しいのか、欲しくないのかに関わらず広告を表示するものです。だからこそ数を打つことが重要でもあるのです。それに対して、ユーザーが何が欲しいか分かった状態で、それに合わせた広告が表示されるという広告は他にはありません。webマーケティングで唯一のプル型広告だからこそ、「もはや集客できない」広告でも「終わっている」広告でもなく、現状でなくなることはないはずです。世の中の変化は多様で早くなってきているので今後変わっていくかもしれませんが、まだまだなくなることはないでしょう。運用をしっかりと行えば、まだまだ成果をしっかりと出すことができるのです。
まとめ
競合が増えてくると、どうしてもクリック単価やCPA(コンバージョン単価)は上がってきます。今後もまだ上がっていく可能性は高いでしょう。ただ、それだけでリスティング広告は終わったということはありません。唯一のプル型広告であること、また他社に負けないようにどう運用していくかで、まだまだ有利な集客をしていくことは十分可能な広告媒体です。