ご自分の店舗の近くにどんな競合店があるのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。ただ、その競合店についてしっかりと調べているでしょうか?競合店を把握してその動向に注意することで、今後のご自分の店舗の経営に役立つことはたくさんあります。競合店の調査といってもどうやればいいのかわからない。。。そんな方のために、おすすめの手順をご紹介します。
1.まずはインターネットで競合店を調べる
まずはご自分の店舗近くの競合店をインターネットで調べてみましょう。そしてHPの訴求や価格設定などを確認してみてください。
▷Googleで検索
市の名称(もしくは駅名)+腰痛(一番推している症状名)
例)
「京都市 腰痛」「西宮 肩こり」「難波 頭痛」「大宮 自律神経」など
広告や自然検索で表示された院のホームページをチェックする。
▷Googleマップで検索
店舗近辺を表示し、「整体院」「整骨院」「鍼灸院」など、業態名で検索する。
ウェブサイトのボタンをクリックし、ホームページをチェックする。
検索をしてみたら、それぞれ競合店として考えられる店舗を3〜5店舗ずつ決めましょう。
例1)広告から3院、自然検索から2院
例2)口コミ件数が多い院から5院 など。
2.スプレッドシートに情報を記入する
競合店をピックアップしたら、調べた情報をスプレッドシートに記入してみましょう。
・店名
・URL
・リスティング広告の有無
・キャッチコピー
・初回価格
・2回目以降価格
・強い症状
・手技の名称
・駐車場の有無
・外観の印象
・内観の印象
・マイビジネス口コミ件数
・その他気づいた点
上記の項目を作成して、それぞれ調査内容を入力していきましょう。
1番上の行には自院の内容を入力します。続けて、次行に競合他社の情報を入力していきます。
簡単に情報をまとめられるようにスプレッドシートによる競合店調査シートをご用意しました。下記URLをクリックしてスプレッドシートを開き、「ファイル」>「コピー」をクリックして使ってみてください。
<競合店調査シート>
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1tmmGoz5WGzbm4OVlKL0Z_pDYqoft3bMX9H0_kPTe5yI/edit?usp=sharing
3.競合店と比較をしてみる
自分の店舗と競合店について、それぞれの項目を入力したらそれを比較してみます。
表にしてまとめてみると、何が競合店より勝っている強みなのか、何が足りない弱みなのか、わかりやすくなると思います。
・自院が勝っていること
・自院が負けていること
これらを書き出して、強みと弱みを明確にしましょう。
競合他社の価格や情報などがわかるだけでなく、自分の店舗についてもまとめることで自分の店舗についても再確認でき、より違いがわかりやすくなります。
4.対策リストを作成する(To Doリスト)
比較してみて、自分の店舗が競合他社に負けているところがあったとしたら、どうすれば勝てるか、具体的な方法を考えてみましょう。先ほどのスプレッドシートの2つ目のタブには、TODOリストが入っています。検討した方法は、TODOリストに入力していきましょう。さらに、作成したTODOにはスケジュールを登録し、期日までに実行するようにしていきます。
マーケティングにおいて、ファーストステップは現状把握です。
その中でも、「己を知る」「敵を知る」というこの2つは、とても重要です。
そしてその上で、自分と相手を比較して違いを認識して、それを改善するための具体的な方法を考えていくのです。お客さまが増えないからといって、いきなり対策を考えようとしても難しいものです。まずは客観的な事実、違いを把握して、そこから強み・弱みを考え、その上でそれを改善するためにはどんな方法があるのかを考えてみるとわかりやすいですよ。