リスティング広告

掲載順位で一位を狙う時、狙わない時

クライアント様より「ウチの広告、もっと掲載順位を上げてもらえませんか?」とご連絡をいただくことがあります。もちろん掲載順位をあげることで目立ちますので良い効果を期待してしまいますよね。しかし、その分クリック単価が上がり、多くの広告費を消化してしまうのです。クリック単価を上げて広告を上位表示させることが、功を奏しないケースも中にはあります。今回はどのような基準で掲載順位の1位を狙うのかについて、お伝えしたいと思います

1.1位表示を狙うとき

まず、「そのキーワードにおいて成果が出ると確信を持っている場合」は1位表示を狙います。なるべく露出を高め、しかも広告の表示面積を大きく取れる1位表示で、見込み客をドンドン取り込みます。ただ、キーワードによっては費用がかかるため、ある程度の予算が必要となります。

1位表示することによって、「サイトリンクオプション」「住所表示オプション」「電話番号表示オプション」などの広告表示オプションが表示されるので、他社よりも広告の表示面積、情報量に置いて非常に有利になります。「専門性が高い」など対策するキーワードが少ない場合やキーワードを絞り込んだ場合などには、積極的に1位を狙って、多くのユーザーがクリックをしやすい状況を作るのが戦略としては良いのではないでしょうか。

2.1位表示を狙わないとき

集客を見込めるキーワードであると確信を持てる時は、まずは1位を目指します。
その後、クリック単価をみながら、1位表示を継続するか検討します。

競合他社との競合性が非常に高く、それでも1位を狙うには費用対効果が悪いと感じる場合には、1位表示を狙うよりも2〜3位を狙います。競合他社との消耗戦にならないように注意しましょう。そちらに意識が行ってしまっているうちに、「3位以下の企業に気づいたら別のワードで追い抜かれているという」こともあり、あまりオススメしません。

特定のキーワードでの戦いが激化しているときは、無理に同じ土俵で勝負せず、別のキーワードから攻めることを検討します。絶対的に資金を相手よりも潤沢に用意できる場合は、その限りではありません

3.1位を取るメリット

SEOのデータでは、「5表示順位5位までで、約半数(47.42%)が5位までの表示をクリック」しています。3位までで見た場合は39.34%。そして表示順位1位の場合のクリック率は21.12% と言われています(2017年検索順位別クリック率より)。

このデータの通り、1位での表示は圧倒的なクリック率を誇ります。期待値の高い見込み客が多いキーワードで1位を取れると、非常に多くのコンバージョンを期待できます。また「サイトリンク」や「構造化スニペット」「住所表示オプション」などを設定している場合、これらの表示によって広告の表示面積が大きくなります。スマホの場合では、画面の半分くらいまで広告で占有することもあるため、クリック率が非常に良くなります。

2〜3位を狙ってクリック単価を抑えた上でクリック数の総数を上げるという手法もあります。が、「大胆に1位を狙って広告の表示面積を最大化し、1位表示をしっかりと確保して見込み客を総ざらいする」という手法もあります。

4.競合状況に合わせた設定を考える

これらの設定を、キーワードの競合状態に合わせて細かく設定しながら、より効率の良い集客を目指しましょう。「こうすれば必ず集客できる」という黄金パターンというものは残念ながらありません。やはり、競合店の状態によって攻め方を変えることが求められます。「1位を狙うワード」「1位をあえて狙わないワード」を使いこなしながら、コンバージョン数を最大化できる設定を探ります。

とは言え、最高の設定を見つけたとしても競合他社も常に変化しています。相手が攻め方を変えてくれば、こちらもまたそれに合わせてベストなセッティングを見つける必要があります。相手の動きを知るために、「平均クリック単価」と「平均掲載順位」の2つを見ておくとわかりやすいと思います。「クリック単価が上がる」もしくは「掲載順位が下がる」といった現象が現れれば、ライバルが戦いを挑んできている証ではないでしょうか。

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