リスティング広告を自分でやってみようと思っている人もいるでしょう。
Google広告のアカウントがあれば、もちろんご自分で運用することができます。ただ、実際にチャレンジしている人の「思いもしない落とし穴にハマってしまった!」という声も耳にします。今回は、リスティング広告を自分で運用した際のさまざまな失敗談から「思わず泣けてくる10の失敗談」についてご紹介しましょう。
その1.なんと全国に広告を出していた!
配信エリアの設定があることを知らず
大阪の治療院なのに全国に広告を出してしまっていたというケース。
さすがに北海道から大阪の治療院には通えませんよね。これはちょっともったいないですね。たいていは、管理画面を見ながら進めれば間違うことはありません。ただ、慣れないうちにパッとやってしまうと、配信エリアの細かい設定に気づかずに全国に配信されていたなんてこともあるので注意しましょう。
その2.登録キーワードがすべて「部分一致」!
これもよくあるんです。
広告のキーワードにはマッチタイプというものがありますが、これを知らずにすべて部分一致で登録してしまっていた、というケース。
部分一致ということは関連するキーワードでも広告が表示されますが、思いもしないワードで広告が表示されることがあります。最近では部分一致も推奨されていますが、まだまだ完全とは言えません。キーワードに沿った広告文やLPにするには、今の時点ではフレーズ一致や完全一致も使うほうが賢明です。
その3.広告が半年近く動いていなかった!
長い期間 管理画面にログインしていなかったために広告が停止していたことに気づかず放置していたというケース。
広告やカードの不承認など、何かの原因で広告が止まってしまうことがあるので定期的にチェックしましょう。
その4.広告文が短すぎ!
とりあえず自分で広告文を作成・登録してスタートしたものの広告文が短すぎるまま編集せずに使い続けてしまっているケース。
作り直すつもりだったのに忘れてしまっていた、なんてこともあります。
その5.詰め込みすぎのキャンペーン!?
1つのキャンペーンにあらゆるキーワードや広告文がごちゃまぜに詰め込まれて管理が難しくなってしまっているケース。
こうなると、どこをどんな風に改善すれば良いか、数字から状況を掴むのはかなり困難です。わからないために、もはやごちゃまぜのまま出し続けてしまうという状態ですね。
その6.広告を出していることすら忘れている!
完全な放置状態で、知らない間に広告が配信され、クリックされ、出稿していることすら忘れているというケース(苦笑)。
これでは改善どころではありませんね。
その7.予算設定がとんでもない金額!
予算設定がとんでもない金額になっているために、30日間で広告を出す予定が10日程度で予算がなくなってしまい、広告が途切れてしまうというケース。
予算があるうちは良くても、予算切れで広告が途切れてしまう期間が長期化してしまうこともあります。逆に、クレジットカードを登録した自動支払いの設定で、どんどん課金されてしまって予想外の広告費がかかった、なんていう失敗談もあります。
その8.ディスプレイ広告も配信されていた!
検索型広告の配信設定をしていたつもりが実際にはディスプレイ広告の配信もされていたというケース。
実はGoogle広告のデフォルト設定では、「ディスプレイ広告も配信する」にチェックが入っています。そのため、予算の一部をディスプレイ広告に振り分けていることがあります。これに気づかず初期設定をしてしまい、気がつけば1年ディスプレイ広告を配信していたなんていう失敗談もあります。
その9.広告の不承認で諦める!?
広告が不承認になったが原因がわからず、そのまま諦めてしまったというケース。
弊社ではGoogleサポートと連携して、原因と思われるところを一緒にやり取りしながら改善を目指します。自分で運用する場合には、少し難しいかもしれませんね。
その10.リセット時間「12時」のマジック!
夜の12時から2時の間に予算の半分以上が消化され、慢性的に予算不足になっているケース。
Google広告は、夜の12時に予算がリセットされます。ただ、午前2時ごろまでアクティブに動くネットユーザーがたくさんいます。そのため、リセットされたタイミングで一気に広告が配信されてしまうことがあるのです。朝の時点ですでに予算不足となり、まる1日予算不足で広告を配信することになってしまいます。
まとめ
なるべくコストを下げたい、とリスティング広告を自分で運用されている人もいるでしょう。今回ご紹介した10の失敗は、個人で運用されているアカウントで過去によくあったケースです。今も個人で運用されている人は、ぜひこの10のポイントを見直してみてください!