Google広告では、配信エリアを設定することでターゲットを絞って配信できるということは知っている方も多いでしょう。実は、配信エリア設定以外で、さらにターゲットを絞ることができるのはご存知ですか?今回は、この「オーディエンス」機能についてご紹介していきます。
1.「オーディエンス」機能って?
以前にもご紹介したように、配信エリア設定というのは地域を特定して広告を配信するものですね。オーディエンス機能というのは、年齢・性別・世帯収入などの詳細なユーザーの属性に合わせて、配信先のユーザーをさらに細かくセグメント化して広告を配信できる機能です。
2.それぞれのセグメントでターゲットを絞る
「年齢」でターゲットを絞る
オーディエンス機能での年齢の区切り方は、少し変わっています。
「18歳~24際」「25歳~34歳」「35歳~44歳」「45歳~54歳」「54歳~64歳」というように区切られていて、それ以上は「65歳以上」、そして「不明」という区切りになっています
例えば、「18歳~24際」という年齢は対象外なので配信をストップする、という設定をすることができます。
「性別」でターゲットを絞る
性別は「男性」「女性」「不明」の3つに分けられます。
例えば女性専門の治療院なら「男性」への配信をストップして女性だけに、男性専門なら「女性」への配信をストップして男性だけに配信をするという設定が可能です。
「世帯収入」でターゲットを絞る
世帯収入の場合は、「上位10%」「上位11~20%」「上位21~30%」「上位31%~40%」「上位41%~50%」「下位50%」という区切りになっています。
ここで「上位10%」と言われてどれぐらいか想像できるでしょうか?
少しイメージがしづらいかもしれませんね。上位10%というとだいたい1000万円以上です。
上位20%はと言うと、だいたい800~1000万円です。
さらに上位30%は650~800万円程度。上位40%が550~650万円ほどになります。
50%は470~550万円、となってきます。
そして、現在の平均世帯所得は「552万円」になっています。
平均世帯所得金額以上がおよそ40%以上に含まれます。
最近では共働き世帯も多いので、共働きで1000万円を超えるケースもあります。世帯所得なので、1人の所得ではなく家族の所得と考えてみてください。
その他、ディスプレイ広告では「子どもの有無」で絞ることもできます。例えば「産後の骨盤矯正についての広告を、「子どもなし」のユーザーへの配信をストップして子どもがいるユーザーに絞って配信する」ということも可能です。
3.何で判別している?
基本的にGoogleのアカウントにログインしていない人については、判別はできません。
アカウントを使用している人ならお分かりだと思いますが、アカウント作成時には誕生日、性別などを入力します。その入力した基本情報はデータとして登録されています。
ただ、それだけではわからないこともあります。
実は、ふだんの検索履歴からユーザーがどんなことに興味があるのかをGoogle側で分析し、「属性」がデータ化されています。さらに、どんな属性と判定しているのかを知ることができるページがあるんです。
4.自分の属性を確認できる?!
Googleアカウントの「データとカスタマイズ」の中にある「Google広告設定」を見てみてください。実は、ここに自分の属性が並んでいます。
Googleアカウントにログインした状態でweb検索した際に、どんなことに興味があるのかが「データ化」されたものです。それぞれラベリングされています。実際に自分のものを見てみると、何が好きか、どういうことに興味があるのかなど、当たり過ぎていて笑ってしまうかもしれません(笑)。ご自分で確認してみると面白いですよ。
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まとめ
思っている以上にGoogleでは詳細な属性のデータを持っています。このように分析した属性のデータを基にして、どのような興味を持っているユーザーに広告を配信するかを判定しているのです。ご自分の属性を見てみると、よくわかっていただけるのではないでしょうか。ただ、あくまでもログインしているユーザーに関してのデータしかわからないので、ログインしていないユーザーに関して精度を上げることが今後の課題ですね。