日常的にLINEを使っている人は多いと思います。そのLINEでもよく広告を見かけませんか?これだけ使っている人が多いLINEですから、できればここに広告を出したいものですよね。今回は、あまり知られていないLINE広告というのは実際にどういう広告なのかについて解説します。「LINEに広告を出してみたい」という人は、ぜひ検討の材料として参考にしてください。
1.チャットツール「LINE」
今やSNSの代表的なツールにもなっているLINE。日本国内では、実に8,000万人以上のアクティブユーザーがいると言われています。これは日本の全人口の約60%に当たります。SNSの中ではもっとも使われているツールでしょう。このLINEにも広告を出すことができます。
2.LINE広告はどんな場所に配信される?
(LINE公式サイトより引用)
LINE広告は、このような11ヶ所に広告が配信されます。
思ったより種類があるな、と思った人も多いでしょう。実際にひとつひとつ見て行きましょう。
1)トークリスト
1番目にする場所、LINEの友達が並んでいる画面の1番上の部分に配信されます。最もインプレッションが上がる場所で、アニメーションが動くなどの動きがあって目に止まりやすくなります。動きにつられて目がいってしまう人も多いのではないでしょうか。
2)LINE NEWS
LINEを開くと、画面下にいろいろなボタンが表示されています。その中の「ニュース」をタップするとニュース記事が表示されるページです。このニュースの中のバナー位置に広告が配信されます。
3)LINE VOOM
こちらも、LINEの画面下に表示されるボタンの中の「VOOM(ブーム)」をタップすると開くページです。ショート動画やInstagramのリールに似ていて、主に動画が投稿されています。投稿動画と一緒に動画の広告が表示されます。最近のSNSでは、ショート動画が非常に増えています。
4)ホーム
ホーム画面のことです。同じく画面下のボタンの中、1番左にある「ホーム」ボタンをタップして開きます。広告の場所としては目立つ場所に広告が配信されています。
5)ウォレット
こちらも同じく画面下のボタンの中の1番右側にある「ウォレット」ボタンをタップすると開くページです。最近では他のPayPayなどに押され気味のようですが、LINEのキャッシュレス機能です。割り勘が簡単にできる、仲間同士でのちょっとしたお金のやり取りが簡単にできるなど、使っている人も多いかもしれません。ただ、実際に使用できるようになるまでに手続き・設定が必要になります。このウォレットにも広告が配信されます。
6)その他の配信場所
その他にも、上の画像のような場所に広告が表示されます。
ここに紹介している6つはウォレットの中にコンテンツとして入っています。ウォレット内のコンテンツはどちらかと言うと物販・EC向けのコンテンツが多いので、売る側も広告を出す側も物販の広告が向いています。
3.具体的にはどんな広告が配信できる?
HPには配信面の一覧が載っています。(LINEオフィシャルHPより)
静止画のクリエイティブ
静止画のクリエイティブとしては、縦横比が異なるもの、小さいもの、あとはアニメーションもあります。アニメーションについては、これまでの形式の「アニメーションGIF」から世代交代した「APNG」という新しい形式で作る必要があります。「APNG」はPhotoshopでも作ることができるので、新しいツールは必要ありません。
静止画サイズ
基本的に1200×628ピクセルか、1080×1080ピクセルのどちらかのサイズを入稿していれば、ほとんどの配信面に対して広告が表示されます。
動画のクリエイティブ
縦横比は「16:9」「1:1」「6:16」(9:16ではなく正しくは6:16)の3種類です。動画の効果は高くなるはずですが、制作するのに費用がかかります。静止画に比べてテストが難しく、資金力の違いで差別化のポイントになってくるでしょう。
まとめ
LINE広告に出稿している企業は、Google広告に比べてまだまだ少数です。ただ今後はどんどんと増えてくるでしょう。今のうちにチャレンジしてノウハウをためておけば、十分に先行者利益を狙うことはできます。リーチできる量が膨大なだけに、これで集客ができるようになればかなりの大きな効果になるでしょう。ぜひ、興味のある人は今のうちにチャレンジしてみてください。