使用した広告費と、実際のクレジットカードの決済金額が違うのはなぜですか?
1. 消費税
たとえば、1万円分の広告費を使ったとします。
これが実際にクレジットカードで決済されると、1万円にはならないということですね。
その理由の1つは消費税です。
1万円なら、消費税が10%かかると11,000円になりますね。Googleの管理画面では広告に使われた金額が表示されますが、これは消費税抜きの金額になっているのです。
2. クリックの調整
逆に、思っていたよりも少ない場合もあるかもしれません。
クリックの中には不正なクリックが発生したり、システム上で何かトラブルがあったようなクリックが発生することもあります。これらはカウントされず、そのクリック分は実はマイナスされるのです。
実際には100円に満たないような、50円、60円程度の金額になりますが、このマイナス分で金額が違っていることもあるでしょう。
3.Googleの決済タイミング
決済のタイミングは、実は2種類あります。
1つ目は「支払い基準額を超えた時」にされる決済です。支払い基準額は通常1万円からですが、この場合は、広告のクリックが進み累積1万円になった時点で決済される、というものです。設定によっては1ヶ月で1万円、3日で1万円に達するということもあるでしょう。この基準額に達した時点で決済が行われます。
2つ目は「前回の決済日から30日経過した時」に決済されるものです。
30日後に決済されるので31日目に決済が行われ、おおよそ1ヶ月に1回決済されることになります。
このように2つのルールで決まるため、毎回同じタイミングで決済されるとは限らないところが少し複雑なところです。
4.上がる支払い基準額と複雑な決済
支払い基準額は1万円からスタートする、とお伝えしました。
何回も決済が滞りなく行われることで信用がつくと、支払い基準額は上がって行き、最終的には10万円まで上がります。そうなると、10万円消化された時点か、前回の決済から30日経過後に決済が行われることになります。
たとえば、1月1日に決済があり、1月22日に10万円の広告費を消化したとします。
そこからまた広告を進め、月末の1月31日までに32,000円使ったとします。そうすると、1ヶ月で132,000円の広告費になるはずです。ところが実際の決済は1月22日の1回のみ、10万円でした。この場合では、1ヶ月の広告費と実際の決済金額は当然違ってきてしまいます。
なかなか言葉では伝えづらい、図を使った説明が必要な仕組みです。
ペコリスでは、「Google広告の支払い金額が合わないを徹底解説」というブログで詳しくご説明もしています。Googleの担当者に確認もした内容になっていますので、もしお悩みの方はぜひこちらも参照してみてください。
<Google広告の支払い金額が合わないを徹底解説>
https://peccolis.com/google-ad-payment-amount-match/