リスティング広告

Google広告初心者がやりがちな5つの失敗

自分で上手に設定できれば、運用費をかけずにローコストで集客ができるGoogle広告。とても便利なのですが、間違った設定や運用をすると思わぬところで予算の無駄になってしまうことがあります。失敗の主な原因は知識不足と経験不足です。今回は、初めてGoogle広告を運用するという初心者が陥りやすい、失敗と対策について解説します。

1.キーワード/ターゲットの設定不備

たとえば、「歯医者」「塾」などの広すぎるビックワードを選んでしまうと、興味があるかどうかわからない人にまで広告が届いてしまいます。その結果、クリックされたとしても無駄なクリックにつながってしまいます。

この場合は、キーワードプランナーなどのツールを使って、狙いたいキーワードの検索ボリュームを調べるという方法があります。おすすめは、実際にGoogleでキーワードを検索する方法です。検索ワードを入れてみると、「サジェスト」という形で、よく検索されるワードが候補として検索窓で表示されます。これを参考に、自分のサービスにより近いワードを選びましょう。

地域設定がうまくできていない場合、ターゲティングで日本全国に広告が表示されるケースが多々あります。店舗型のローカルビジネスで範囲がよくわからないという人は「店舗のある市/半径5km」で設定して、様子を見てみるといいでしょう。これだけでも、大幅なコストカットができます。初心者の人ほど最初に抑えておくのがおすすめです。

2.コンバージョン(成果)計測をしない/誤設定

本来であれば、成果は測定するのが基本です。初心者によくあるのが、設定方法がわからずそのまま放置している、設置場所を間違えている、まったく関係ない数字を取得しているなどです。

コンバージョンを計測していないと、どんなキーワード/広告文が成果につながったのか分析できません。AIの学習が進まなかったり、間違った学習で致命的な問題が起きてしまったりしがちです。「コンバージョンはよくわからないから、とりあえず広告を出しておこう」と放置している人もいるのではないでしょうか。

まずは「購入」「問い合わせ」などのコンバージョンポイントを明確にしましょう。さらに、GTM(Google Tag Manager)を使って正確にタグを管理できるといいですね。テスト購入/送信をGMT内で行ってみて、タグが発火しているかどかをチェックすることができます。ここまでできるとベストです。

GTMを使わなくても購入完了ページがある場合は、コンバージョンタグを完了ページに設置することでコンバージョン計測ができます。ただし、ボタンクリックの場合はGTMでなければ計測ができません。GTMの使い方も勉強しておきましょう。

3.広告文/LP(ランディングページ)の最適化をしていない

広告は作ったら終わりではありません。ユーザーがクリックし、ランディングしたページの先でどれだけユーザーが期待している内容になっているか、わかりやすく内容が伝わっているかがとても重要です。せっかくクリックされても、LPに表示されている内容が思っていたものと違う、言いたいことが伝わらないという状態では、メリットが伝わりません。ユーザーはすぐに離脱してしまうでしょう。

広告文の見出しを「広告文の提案」からうまく取り入れて、キーワードと関連性の高い見出しをしっかりと入れていきましょう。またLPのファーストビューで「何のページなのか」をはっきりとわかるようにしてみましょう。さらに、問い合わせ/購入ボタンなど、ユーザーに取ってほしいアクションをわかりやすい位置や色で配置するのも有効です。これで、コンバージョン率がかわる可能性が高くなります。

4.キャンペーン/広告グループを適切にわけていない

Google広告というのは「キャンペーン>広告グループ>キーワード」というように、階層にわかれています。初心者の場合は、この階層を理解せずに1つの広告グループに詰め込みがちです。

階層が適切にわけられていないと、どのキーワードで反応がいいのか、どの広告文が成果を出しているのかといった分析が難しくなってしまいます。さらにキャンペーンごと、広告グループごとの停止/再開がやりにくくなり、その都度新たなキャンペーン/広告グループを作らなければならず学習データが引き継げません。

キャンペーンは、予算・配信エリア・目的ごとにわけるのがおすすめです。また広告グループは、キーワードのテーマごとにわけましょう。そうすることでそれぞれのパフォーマンスチェックがしっかりとできるので、改善しやすくなります。効率の悪い広告グループもすぐにわかるので、止めるのも楽になりますよ。

5.運用を放置してしまう

最初はこまめにチェックしていたのに、忙しくなってきて放置しがちになってしまっている人はいないでしょうか。広告を出しているのに、気づいたら成果はゼロ。これでは広告を出している意味がありませんよね。

やはり、定期的に管理画面をチェックするスケジュールを立てることが必要です。本業は大事ですから、本業が忙しい時間帯はおすすめできません。たとえば本業開始の15分前、終了して帰宅するまでの15分間など、無理なく時間をかけられる時間帯を選びましょう。

数字が頭に入ってこない、という場合もあるかもしれません。そんな人は、あえて手動でスプレッドシートにレポートの数値を入力してみるなどもおすすめです。数字の変動を感じ取りやすくなりますよ。広告を出しっぱなしでは、広告を出していること自体を忘れてしまいます。ぜひ、Googleカレンダーなどを使ってチェックするスケジュールを立てましょう。

まとめ

特殊な技術というよりは、基礎的なことをしっかりと行い、定期的に確認することが大切です。ただし、過度の設定や変更のしすぎはAI学習の妨げになるので注意しましょう。GTMの設定は少しハードルが高いかもしれませんが、徐々に慣れていけるといいですね。

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