CPAは成果を判断するのに重要な指標です。平均的なCPAが8,000円から1万円で、2倍~3倍、2万円、3万円などとCPAがかなり高くなってしまった時は、どんな対処をしたらいいのでしょうか。今回は、CPAがかなり高騰してしまった場合に試していただきたい対処法をご紹介します。
1.CPAが2万円を超えてしまう場合は広告費を下げる
CPAが2万円を超えてしまうような場合は、ズバリ広告費を下げましょう。
これは、費用対効果が悪い状態で、広告を大量に垂れ流してしまっているような状態です。まずは広告の効率化を図ることが必要になります。広告費を下げてみて、CPAが1万円を切るようになればまた少しずつ予算を上げていきましょう。効率化ができていない状態で単に予算ばかりかけてしまうと、その分無駄な費用も多く発生してしまいます。
たとえば、広告費が20万円でCPAが2万円だった場合、広告費を半分程度に下げることでCPAが15,000円程度になります。うまくいけば1万円程度にまで落ちることもあります。予算が多ければその分広告はたくさん表示されますが、無駄なクリックも多くなってしまうということです。
2.広告費を下げる=CPAが下がる
予算を減らすと獲得コンバージョンも減ってしまうのでは?と思うかもしれませんが、必ずしも比例して減るとは限りません。基本的には広告費を下げるとCPAも下がることがほとんどです。予算を減らした分配信量は減りますが、よりコンバージョンしやすいユーザーにだけ絞られた配信が残るようなイメージで、獲得コンバージョンがそれほど落ちないケースもよくあります。
閑散期のような無理せずに出費を抑えて、効率的に広告で集客したい時期には、予算をうまく抑えることで、CPAを抑えたこの「エコ集客」ともいえるやり方をうまく機能させることができるでしょう。
3.予算の落とし方に注意
ただし予算を落としすぎると、配信量自体が減ってしまうことでコンバージョン自体も減ってしまうので注意が必要です。こうなると立ち上げなおすのに少し労力が必要になることもあります。どれぐらいの予算ならこの「エコ集客」がうまくいくのか、探りながら段階的に少しずつ予算を落としていくようにしましょう。
4.合わせてやれること
そのほか「配信エリアを絞る」「対応する広告グループを減らして反応するキーワードを減らすことにより、インプレッションシェアを保つ」ということを同時にやってみましょう。エコ集客の際には配信エリアは狭めでも構わないので、同時に柔軟に調整すると効果があるでしょう。
まとめ
獲得コンバージョンが少ないと、ついムキになって予算を上げ、配信量を増やしがちです。CPAが高いということはCVR(コンバージョンレート)に問題があるケースが多く、HPが比較検討で負けている、無駄クリックが多いなどの何かしらマイナス要素があるはずです。バケツの底に穴が開いているようなもので、そこに水を大量に入れても流れてしまうだけです。まずは水の量を半分に減らし、バケツの穴を探してそこをうまく塞ぐことでCPAが1万円を切ってくるというわけです。