ボタンのコンバージョン率について質問です。
色が緑や赤、あるいは形が角丸やフラット、さらには揺れたり光ったりするようなボタンもあります。この中でコンバージョンしやすいボタンというのはどんなボタンなのでしょうか?
LPやHPの改善をしていく中で、コンバージョンボタンというのはテーマの1つです。
ボタンをどのようなデザインにすれば効率が上がるのか、今回は「デジマ研究所」というサイトから、参考になりそうなアンケート結果をいくつかご紹介したいと思います。
1. 安心してクリックできるボタンは?
アンケートは、さまざまなアニメーション効果が施されたボタンが並び、そこから選ぶというものでした。まず目立つのは、やはりブルブル震えたり、プルんプルンと揺れるようなものや、キラっと光るようなボタンです。このようなボタンは「ボタンがある」ということが認識しやすいボタンです。
ただ、「安心してクリックできるボタンは?」という問いに対しては、アニメーションがないシンプルなボタンを選んだ人が7割と圧倒的です。目立つようなボタンに気遅れしてしまう人が多いのかもしれませんね。
2.クリックしやすい色は?
色に関してどうかというと、緑が1番選ばれた回答です。
ただ、2位の黄色(アマゾンオレンジ:アマゾンのボタンからサンプルを取ったと思われるオレンジ色)とは僅差です。緑が43%、黄色が42%でした。さらに、黒は1番押しにくい、という結果が出ていました。
3.ボタン内の文言は?
アンケートでの選択肢は、1.「申し込み」、2.「申し込みはこちら」、3「ここから申し込む」、4「申し込み手順へ」というものでした。
みなさんも、詳しければ詳しい方がいいのではないか、どんな言葉にすればいいのか、と色々と試行錯誤されているでしょう。このアンケートでは、約半数の53%が2番の「申し込みはこちら」というのを選んでいます。「申し込みはこちら」というボタンはよく見かけるので、見慣れていて押しやすいということもあるのかもしれませんね。ボタン内の文言に関しては奇抜なものより、このボタンを押したらどうなるのかということが想像つきやすい文言のほうが好まれるようです。
4.サイト運営者側が好きなボタンは?
興味深かったのが、HPを運営する立場だったとしたらどんなボタンが良いか、という問いです。なんと最下位は「緑のボタン」でした。ユーザーとしてクリックしやすい色での問いでは多かった緑は、サイト運営者側からすると面白くないボタンであるようです。
その次に低かったのは赤いボタン。緑や赤はよく見かけますね。さらに第2位は「アマゾンオレンジ」です。目立つ色でもあり、アマゾンを連想させるのかもしれませんね。
そして、1番選ばれていたのが「キラっと光るボタン」です。運営者側からすると、このようなアニメーションが入っているような目立つボタンを設置したくなるようです。他のサイトとは一味もふた味も違う、というところを強調したくなるのかもしれませんね。
このように、運営者側とユーザー側ではかなりズレがあります。この結果を心に留めていただいて、あくまでもユーザーが使いやすいデザインやHPというものを心がけてみてください。