弊社では毎月お客さまにレポートをお届けしています。
このレポートにあるコンバージョンというのは、「グーグル広告のコンバージョン数」を記載しています。そのため「実際に来院されたお客さまの数と合わない」というお問い合わせをいただくことがあります。今回はこのグーグル広告のコンバージョンと「お客さまが実際に来院した」という来院コンバージョンの違いについてご説明したいと思います。
1.グーグル広告のコンバージョン
グーグル広告のコンバージョンはグーグル広告の管理画面上で設定を行なっています。
例)
- スマートホンで電話ボタンをタップした
- お問い合わせフォームの送信完了画面を表示したなど
最近ではLINEを使った予約なども出てきておりLINEのお友達登録の画面を開いたときにコンバージョンとして計測する、というような計測方法もあります。
設定の流れとしては、「このようなアクションがあった際に、コンバージョンとして扱おう!」と決めることから始まります。それに沿ってグーグル広告で設定を行います。どのようなアクションをコンバージョンとするかは、自由に設定することができます。
弊社の設定においてグーグル広告のコンバージョンは、「ホームページ上での決まったアクション(telボタンのタップやお問い合わせフォームの送信完了など)」をコンバージョンとして扱っています。
2.来院コンバージョン
お客さまの自己申告から、HPを見た前提で実際に来院されたお客さま
(定かでない場合もある)をコンバージョンとして計測しているものです。
広告をクリックして、お客さまがHPを見て電話やフォームから予約を入れた、ということを前提にして、「実際に来院した」という件数をカウントします。
もう少し平たく言うと、「実際に来院した人数」をコンバージョンとして扱っています。
3.それぞれの特性
グーグル広告のコンバージョン
HP上でのアクションについてのコンバージョンの設定。
来院コンバージョン
HP上でのアクションはあまり重視されていない。
HPを見たであろうということを前提に、実際に足を運び来院した、という点を重視しているコンバージョンである。
まとめ
ご紹介したように、それぞれコンバージョンの計測のポイントが違っています。
お届けしているレポートのコンバージョンの数値に違いが出てくる、ということにご理解いただけたでしょうか。
一方は「ホームページ上のアクション」をコンバージョンとして扱った数値。もう一方は「実際の来院」をコンバージョンとして扱った数値です。
それぞれのゴールが異なるため、数値が合わないということが起こってしまうのです。
例えば、「広告をクリックして電話をかけたが、実際には来院にはつながらなかった」この場合、グーグル広告のコンバージョンではコンバージョンは1、しかし実際には来院しなかったため来院コンバージョンは0、ということになります。
逆に、「広告をクリックしてHP上の電話番号を見た上で、固定電話から電話をかけたこの場合はグーグル広告ではコンバージョンとして計測されないが、実際に来院した場合は来院コンバージョンに計測される、ということになります。
ペコリスではそれぞれのコンバージョンの特性を生かし、広告のどのキーワードでリアクションがあったのかを、2つの視点から確認して広告の改善に役立てています。