広告文というのはユーザーが直接触れる部分なので、とても重要です。ただ、広告を出す側からすると、どのような広告文にすればいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。今回は、広告文の仕組みをご説明しながらおすすめの書き方までお伝えします。
1.広告文の見方は?
Google広告にログインしても、最初はどこから広告文を見たらいいのか分かりづらいかもしれません。まず、管理画面にログインすると「概要」のページが開きます。左側の2つ目、「広告と広告表示オプション」というメニューをクリックしましょう。(アカウントによっては「広告とアセット」と表示されている場合もあり。)
そうすると、「広告」というメニューが出てくるので、これをクリックします。
これで、このアカウントに登録されている広告がすべて表示されます。
2.絞り込んで広告文を見る
キャンペーンごと、広告グループごとなど絞り込んでみることもできます。1番左側の列に並んでいるキャンペーンを選んでクリックします。そうすると、選んだ(絞り込んだ)キャンペーンに含まれる広告文だけが表示されます。
さらに広告グループで絞り込むこともできます。1番左の列、キャンペーンの下に並んでいる広告グループの1つを選択してクリックします。これで選択した広告グループに含まれる広告が表示されます。
まずは、広告文が表示される流れをしっかりと確認して、自分でできるようにしておきましょう。
3.広告文の場所
そもそも広告文の場所とはどういう意味なのでしょうか。
Google広告にはアカウントの構造があって、図のようになっています。
アカウントの下には「キャンペーン」があり、その下に「広告グループ」があります。その広告グループの中に、「キーワード」と「広告文」が入っています。確認したい広告文を探す際には、どのキャンペーンのどの広告グループに入っているのかを頭に入れながら探すと、たどり着きやすくなります。
4.広告文の特徴
広告の仕様は、これまでにいくつか変わってきています。
テキスト広告
シンプルに見出しと説明文だけの広告です。1番最初の仕様がこのテキスト広告というものでした。
拡張テキスト広告
テキスト広告からこの「拡張テキスト広告」に変わり、さらに文字数の多い見出し、説明文を入れられるようになりました。現在ではこの拡張テキスト広告もサポートが終了しています。
レスポンシブ検索広告
見出し・説明文をAIが自動で組み合せて広告にします。コンバージョン率の良いものを、より多く表示させる仕組みです。広告文を作成するには、広告文そのものを1つ1つ考えるのではなく、見出しと説明文をいくつか登録しておくだけです。
設定
見出し:全角5文字/最大15個登録可能
説明文:全角45文字/最大4個登録可能
Googleでは、なるべく最大数で登録することが推奨されています。見出しと説明文を登録すると、AIがこの2つを組み合せ、機会学習をしながらもっとも反応の良い組み合せを作ってくれます。
なぜこのような仕組みになったの?
これまでのデータから、広告の作成者が意図していない広告でも成果が上がっていることが分かってきました。たとえば、広告文を作成した際に、作成者の感じる良い広告・良くない広告と、ユーザーの立場での良い・悪いにはズレが生じることがあるということです。このズレを解消できればより成果に繋がるのではないか、ということから現在ではこのような仕組みになっています。
「これをどうしても出したい!」という場合は?
どうしてもこれを伝えたい!という場合もあるかもしれませんね。
このキャッチコピーで出したい、と言う場合には、そのキャッチコピーを見出しに固定するという機能があります。
5.どんな広告が効果的?
これが1番難しいところです。ユーザーに刺さるような言葉を選ぶのは、一流のキャッチコピーを作るコピーライターでも難しいものです。そこで、効果的な広告文にするためにポイントを2つに絞ってみましょう。
検索されるワードを想定して広告文を作る
広告文は検索ワードと同じ文字列の部分が太字になるという特徴があります。そのため、同じ文字が含まれていることで広告を目立たせることができます。目に止まる確率があがり、クリックされる確率も高くなります。
ランディングページの表記に合わせる
広告をクリックするとランディングページに飛びますが、この表記を合わせるようにします。たとえば、広告にキャンペーン実施中とあり、期待してHP(ランディングページ)に飛んだところキャンペーンの記載がどこにもなかったとします。これでは、せっかくクリックしたユーザーをネガティブな気持ちにしてしまいます。広告文の内容とランディングページの内容を合わせて、スムーズに見込み客をアクションに繋げやすくしましょう。
まとめ
Google広告にはたくさんの機能・設定があります。これらをうまく使いこなしていくのはもちろん大切ですが、広告文というのは唯一ユーザーと直接接する部分です。お客さまの立場に立って、不安にさせたり、誇張しすぎたりすることがないようにするためにも、何度も見返して広告文をチェックし、良いものを作るようにしていきましょう。