ディスプレイネットワーク広告の中でも必ず押さえておきたい機能です。
成果に繋がりやすいサイトやwebページがわかっていれば、そこに集中的に広告を出して
効果を上げることができます。
「効果が高い」ということは、そこに広告を出したい競合も多いということでもあります。
とは言え、世の中には膨大のサイトがあり、その膨大なサイトに膨大なページが存在します。
入札単価や品質スコアなどでの競争にはなりますが、自分だけのコンバージョンを取りやすい
ページを発見できれば大きな効果になるでしょう。
設定の仕方
キャンペーン作成後
>「広告ターゲットの選択」
>「別のターゲティング方法を使用」
>「プレースメント」選択
1.指定URL以下に広告が表示
指定したURL以下のすべてに広告が配信されるので、自社のサービスが
サイト全体と相性が良さそうならば指定するURLをサイト全体(ドメイン全体)にします。
情報のジャンルが多岐に渡るようなら、関係するページを設定しましょう。
サイト全体(ドメイン全体)を指定する場合
http://sample.com/
↓
http://sample.com/
http://sample.com/category/
http://sample.com/index/ など
ドメイン以下の全てのページに広告表示
特定のページのみ指定する場合
http://sample.com/index ← この指定したページにのみ広告表示
2.効果のあるサイト/ページの見つけ方
すでにキーワードターゲティングなどでディスプレイネットワーク広告を運用していれば
レポートから見つけることが可能です。
ドメイン単位のレポート表示
ディスプレイネットワーク広告を選択しているキャンペーンの閲覧したい広告グループ選択
>「ディスプレイネットワーク」タブ クリック
>「プレースメント」 クリック
ここで表示されるレポートでサイトごとの費用対効果を調べられます。
「コンバージョン数」「コンバージョン単価」で効果の高いものを選びます。
webページごとのレポート表示
(上記から)「詳細を表示」>「すべて」 クリック
特定のドメイン内でのページを表示
(上記から)
詳しく調べたいドメインにチェック>「詳細を表示」>「選択」 クリック
3.ディスプレイキャンペーンプランナーで事前予測
ディスプレイキャンペーンプランナー
Google AdWordsが提供するディスプレイネットワーク広告用の
ターゲット候補・広告費・アクセス数などの見積もりができるツール。
キーワードやURLを入力することで、候補のキーワード・カテゴリー・
プレースメント候補のサイトのデータなどを表示。「年齢」「性別」
「デバイス」などの比率も表示。
特にプレースメントの候補になるサイトの情報は、候補のドメインごとに「関連性」
「平均クリック単価」「表示回数」などを表示してくれるので便利です。指定したキーワードやURLと関係性が高く、トラフィックが多いサイトを探すことも可能です。
データの利用法
実際の候補サイトの表示回数を見てみる
↓
どのようなサイトで表示回数が多くなりそうか予測。可能であれば実際に
サイトを見てみて、自社のサービスに照らし合わせてみる。
自社のサービスが候補サイトと相性が良さそうならば、URLを指定して
広告配信する候補になるでしょう。サイトとサービスがかけ離れているようであれば
キーワードを見直す、ターゲットを絞り込むなどの措置を考えてみる必要がありそうです。
自分の経験や知識から判断できる部分もあるでしょうが、「年齢」「性別」
などの情報も参考になります。ディスプレイキャンペーンプランナーを使えば、広告開始する前の時点で候補のサイトをある程度リストアップすることが可能です。
4.その他のカテゴリの広告との競争に注意
効果の高いURLが見つかった場合でも、そのままプレースメントで高額の入札額で1位表示がキープできるわけではないので、急に高額の入札額を設定してしまうと広告額が上がってしまう可能性もあります。
他の「リマーケティング」「インタレストカテゴリ」などの広告とも競合することになるので、1ヶ月に10~30%程度で徐々に入札額を上げていくようにしましょう。