自分で定期的に細かくアカウントを管理していない場合は、「コンバージョン最適化」機能を利用することがオススメです。
1.コンバージョン最適化機能
過去のアカウントのデータから、予算内でコンバージョン数が最大になるように自動調整をしてくれる機能です。コンバージョン率の高い時間帯・曜日・地域なども考慮して調整してくれます。
最適化機能の特徴
・月間15以上のコンバージョン数の発生が必要
・コンバージョン数が少ないアカウントでは精度が落ちる
・コンバージョン数に比例して効果が出る
・開始後しばらくはシステム内での調整期間になるため、 一時的にパフォーマンスが
極端に悪くなる場合がある
最適化機能を使用するなら、1,2ヶ月は様子を見てみましょう。
2.Google AdWordsでの設定
Google AdWordsでのこの機能は「コンバージョンオプティマイザー」と言います。
設定の仕方
「キャンペーン」>「設定」タブ>「入札戦略」
↓
「クリック重視」/「コンバージョン重視」の2つのうちから
>「コンバージョン重視」を選択
↓
「詳細オプション」で
>「個別のコンバージョン単価を使用」クリック
> 目標数値を入力
適用されると・・・
「デフォルトの上限CPA」の設定部分が
「目標CPA(クリックスルーコンバージョン)」に変わります。
広告グループごとに数値を変更したい場合は、ここから変更します。
3.Yahoo!プロモーション広告での設定
Yahoo!プロモーション広告でこの機能に当たるのは、「自動入札設定」です。
設定の仕方
「ツール一覧」>「自動入札一覧」で設定画面表示
>「自動入札設定の作成」
>プルダウンで「コンバージョン単価の目標値」選択
↓
【1件のコンバージョンの取りたい予算額の目標値を決める】
→「自動入札名」/「コンバージョン単価の目標値」入力(必須)
>「作成」クリック
↓
【設定を適用したい広告キャンペーン/グループに反映させる】
キャンペーン全体に適用の場合
>「変更したいキャンペーン」>キャンペーン設定情報」
→「キャンペーン編集」の「予算と掲載条件」の中の「入札方法」で
>「自動入札を設定する」にチェック
↓
作成した「自動入札設定」を選択>「編集内容を保存」選択 完了
特定の広告グループに適用の場合
>「変更したい広告グループ」
>「広告グループ設定情報」
>「設定内容を編集」
→「自動入札を設定する」にチェック
↓
作成した「自動入札設定」を選択>「編集内容を保存」選択 完了
4.中間コンバージョン
おそらく顧客になる可能性が高い人が閲覧するであろうwebページに
コンバージョンタグを入れてそのページのコンバージョン率を計測する、というものです。
コンバージョンタグの設置ページ例
・会社・店舗概要ページ
・アクセスマップページ
・連絡先ページ
・サービス詳細ページ
・お客様の声のページ
・特定のオファー掲載ページ(割引情報など) など
1ページ完結型のランディングページの場合
特定のオファーや情報を掲載したページを1ページ作り
そのページに誘導する大きなボタンを付ける
通常、コンバージョンは成果がはっきり発生したタイミングで取得します。
ただしwebページ内にゴールがない場合は、効果が計測しづらいため
この中間コンバージョンを取りましょう。
webページにゴールがない場合
・リスティング広告が店舗への集客目的
・電話での問い合わせ・注文が目的
・販売ではなく認知度アップが目的 など
可能性を絞って少しでもデータを取ることで無駄な広告・収益の高い広告の選別に
つながっていきます。また、効果の計測できるページがわかるようになれば
最適化機能もさらに有効に使えるようになるでしょう。