リスティング広告を始めたのに集客につながらない、こんなときはどうすればいいでしょう?ただ、これはおおいなる1歩なのです。広告を出したのに反応がない、ということはよくあります。TVのCMを考えてみてください。金額も違いますが、CMが流れたからといってその瞬間から物が売れるわけではありません。それよりもまず、広告を出してみたということが大きな経験になります。広告を出していないにも関わらずあれこれ言ってみたところで、それは所詮机上の空論になってしまいます。マーケティングの最終目的は集客ですが、それまでの過程をある程度知っておくことで、しっかりと安定したゴールに向かうことができます。今回は、webマーケティングの特性について解説します。
1.10割バッターはいない
野球に10割バッターはいませんよね。野球で2割バッターでは良い成績とは言えませんが、「3割バッター」といえば一流です。このたった1割の違いのために、プロ野球選手は多大な努力をしているものです。
webマーケティングの世界も、10割ということはありません。。「コンバージョン率を0.5%から1%に上げる」このわずかな割合を上げるために、勉強や設定の微調整をしたり、アドバイスをしたりと他社よりも少しでも効果のある集客ができるように、日々工夫をしています。
2.「広告を出す=集客できる」ではない
野球選手も季節に合わせて体調を管理したり、ストレートだけでなく変化球やカーブを投げるなど、訓練やリサーチなどもしています。それでも相手に戦略を読まれてしまうこともあるでしょう。
広告を出すだけでお客さまがどんどん来てくれるとしたら、これほど良いことはありません。仮にそうなら、広告を出した順にもうかるということになります。そうではないからこそ、マーケティングというものがあるのです。さらに、マーケティングもセオリー通りにはいかないもの。いろいろな条件がある中で、過去に成功したからといっていつまでもそのやり方だけをやっていても、成果を出し続けることはできません。まして、広告を出しただけで集客できるということはないのです。
3.マーケティングは絶対ではなく確率を上げる方法
マーケティングというのは、これをすれば絶対的に集客ができるというものではなく、できるだけ集客の確率を上げようというものです。10万円の広告費をかけても、集客が「0(ゼロ)」ということはあり得ます。10万円もかけて誰もお客さまが来ないとしたら、腹も立つでしょう。ただ、そこには何らかの理由があるはず。
・ 広告を出し始めたばかりで認知が足りていない
・ 広告を出してはいるものの、他と比べると広告費が極端に少ない
・ HPに手をかけなさすぎる
・ 競合店とサービスが同じなのに価格が別格で高い
・ Googleマップの口コミが良くない
このような状況は、お金をかけてHPを訪問してもらっても店舗の魅力を伝え切れず、お客さまが帰ってしまう状態です。この「ネガティブ行動を減らしていく」というのがwebマーケティングです。
4.広告はバッターボックスに立つ機会
「広告費をかける」ということは、それだけバッターボックスに何度も立つ機会があるのと同じです。これによって「ヒット=来店・予約」をどれだけ打てたか。そこにLIVの高いお客さまが来てくれれば、2ベース、3ベースヒットになる。さらに、そのお客さまが他のお客さまを紹介してくれるようになった=ホームラン、というわけです。
このヒットやホームランの確率を上げるために、HPの改善や口コミをお願い、競合店の調査などをすることで、比較検討によって負けてしまう確率を少しでも減らしていくことが大切です。バッターボックスに立つ機会を増やさなければ、このサイクルを作ることはできないのです。
まとめ
「広告費をかけているのに成果が出ないのはおかしい!」という思いは、とてもよく理解できます。運用する側も、そうならないように最善の努力をしています。ただ、「成果が出ない」というときには、どこかに必ず理由があります。この理由を見つけて1つずつ改善していく、これがwebマーケティングです。成果が出なければ感情的にもなってしまいますが、その先にあるゴールに向けて何をすべきか、という考え方をすることが大事です。この考え方ができれば、webマーケティングでしっかりと集客できる店舗に近づいていけるでしょう。