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Google広告「適格性確認」方法の最新版を解説!

Google広告を運用する上で必要となる「適格性確認」。いわゆる身元確認について、これまでも手順は何度か紹介してきましたが、最近また設定方法が一部変更されています。今回は2025年8月時点の最新版の方法を具体的に解説します。

1.適格性確認とは?

Google広告における「適格性確認」とは、広告主の身元を明らかにし、信頼性の高い広告配信を行うためのプロセスです。最近では、新しいキャンペーンを作成する際に、流れに組み込まれるようになっています。この手続きはスキップ可能で、最初はスキップしても良いかと思います。ただし、そのまま放置すると後々キャンペーンが停止するリスクがあるため、キャンペーンの立ち上げ後には必ず確認作業を行いましょう。

2.適格性確認の設定手順

管理画面から以下の手順で進めていきます。

広告の請求に関する質問

まず、Google広告の管理画面メニューから「料金」→「広告主様の適格性確認」をクリックします。画面には「タスクを完了する」項目が表示され、これらを順に実行していきます。まずは「広告の請求に関する質問に回答する」からスタートします。

ここでは広告の請求先を質問されます。基本的には「自社で広告費を支払う」ことが多いと思いますので、そちらを選択し、「回答を送信」をクリックします。これで1つ目のタスクが完了になります。

お客様の組織に関する質問

続いて、「タスクを完了する」項目から「お客様の組織について、いくつかの質問にお答えください」へ進みます。ここでは「広告代理店ですか?」と質問され、広告代理店でなければ「いいえ」を選択し、「保存して次へ」を選択します。

「広告の請求書先を選択してください」の項目に移ります。ご自身でGoogle広告の広告費を支払っている場合は「直接Google広告のお支払を行います」を選択し、「保存して次へ」を選択します。これで2つ目のタスクが完了です。

Dun & Bradstreetの情報提供

次に出てくるのが「Dun & Bradstreetの情報を提供する」です。Dun & Bradstreetはアメリカの会社で、企業情報を保有し、世界中の企業に識別番号を発行したり、会社の信用を査定している信用調査会社です。日本でいう帝国データバンクのような会社です。この会社がD-U-N-Sナンバーというものを発行していますが、日本で保有している会社は少なく、持っていなくても大丈夫です。 「タスクを開始」を選択します。

「確認に必要なもの」の画面に移るので、「身元確認を開始する」のボタンをクリックします。

会社名や住所などの入力項目に入力します。最後のD-U-N-Sナンバーは省略可能なので、持っていなければ空欄のまま「送信」をクリックしましょう。これで3つ目のタスクが完了になります。

組織のメールアドレスの確認

次は「組織のメールアドレスを確認してください」という項目です。「タスクを開始」をクリックします。

「組織のメールアドレスを使用して確認します」の画面になるので、「身元確認を開始する」をクリックします。

メールアドレスの入力欄が現れます。ここに会社のメールアドレスを入力し、送信されたコードを入力して確認を行うという流れです。


しかし、ここで一つ重要な注意点があります。入力するメールアドレスは、Gmailのようなフリーメールではエラーになる可能性があります。例えば「info@pecoris.com」のように、会社のホームページのドメインが含まれるメールアドレスでなければ受け付けられないことが多いです。

3. メール確認ができない場合の対処法

もし企業のメールアドレスを持っていない場合でも、ご安心ください。実は、このメール認証は任意のタスクであり、必ずしも完了させる必要はありません。

Google広告の管理画面にも「適格性確認を最大3件完了する必要があるようです」と表示されており、ここまで行った「広告の請求に関する質問」、「お客様の組織についての質問」、「Dun & Bradstreet の情報提供」の3つのタスクが完了していれば、あとは待っているだけで適格性確認が完了する仕組みになっているのです。


完了までには1日から最大10日ほど時間がかかる場合があるので、しばらくお待ちください。また、以前は身元確認のために免許証や法人の登記簿謄本の提出が求められることもありましたが、最近では提出が求められないケースも出てきています。Googleに確認したところケースバイケースとのことですが、登記簿謄本などの提出なしで適格性確認が完了できるようになったのは、手続きが簡素化され非常にありがたいポイントと言えるでしょう。

まとめ

Google広告の適格性確認は手順が変更され、簡素化されています。ただし、今後も仕様が変更される可能性があるため、常に最新の表示内容を確認し、適切な情報入力を行うようにしましょう。

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