品質スコアには影響するのはクリック率が1番高いとは言えそれだけではありません。
伸び悩みがあるときは、他の要因にも目を向けてみましょう。
1.キーワード・広告・webサイトのリンク
「キーワード」「広告」「リンク先のページ」に一貫した関連性があるか
ということも品質スコアに関係してきます。
広告文にもリンク先のwebページにもキーワードが含まれているのが理想です。
その際、タイトルタグ・h1タグ(大見出し)・サイト内の文章上部を意識して
キーワードを入れます。
2.リンク先ページの品質と利便性
以前にwebページの中身について何度か触れました。
品質スコアには利便性も重要で、特に影響のある項目はチェックが必要です。
十分な情報量とページ数
1ページだけ、あるいはページあたりの情報量が少なすぎると評価は下がります。
十分な情報量を盛り込んだページを、少なくとも複数ページ作成しましょう。
信頼のあるページ
プライバシーポリシーなども整理され分かりやすい、ということは信頼に繋がります。
電話番号や住所などの連絡先がすぐに見つかるようなサイトが理想です。
使いやすさ
以前にも触れたように、ページの表示速度は重要です。
障害が多い、サイト表示に極端に時間がかかるなどの質の悪いサーバーの使用や
重い画像が多い、ポップアップが多い、極端に1ページが長いなどの
ユーザーが利用する際に不便を感じるようなサイトは評価も低くなります。
3.アカウント全体の品質スコア
品質スコアには「キーワード単位での品質スコア」と「アカウント全体の品質スコア」
というものがあり、それぞれがお互いに影響し合います。
アカウント全体の品質スコアが悪ければ、キーワード単位での品質スコアが
上がりにくくなります。あるいは逆に、クリック率がまだ計測されていないような
キーワードが新しく追加された際、アカウント全体の品質が良いことで最初から
キーワード単位の品質が高めに評価されることもあります。
◆アカウント全体の評価を下げる代表例
キーワードを大量に設定している
キーワードの設定が多すぎると関連性の低いキーワードが含まれる可能性が高くなり、スコアは下がります。
対策:
★品質スコアの低いキーワードを一時停止か削除し、平均値を上げる
★高確率で高い品質スコアを取れるキーワード
「自社名」「自社でのみ扱う個別の商品・サービス名」を設定する
この種類のキーワードは、一般の検索結果でも1位表示されることがほとんどです。
その上で、わざわざ広告費を払ってでも上位表示をすることで
アカウント全体の品質スコアが上がり、その他の競争が激しいキーワードでの品質スコアのアップにつながる可能性もあります。
また、自社の名前や商品・サービス名で広告を出す競合に対しての対策にもなります。
意図しないキーワードでの広告の大量表示
部分一致を利用する際、「設定したキーワード以外にYahoo!プロモーション広告
Google AdWordsが関連性が高いと判断したキーワード(検索クエリー)」でも広告が表示されます。この時、関連性が高いと判断されたキーワードでも、実際には広告文と関連性の低いキーワードになってしまう場合もあり、気が付かない間に広告の品質が下がっていることもあり得ます。
対策:
★不要な検索クエリーをこまめに除外する
★関連性の低い検索クエリーでの広告が大量に表示されるグループの「部分一致」を「絞り込み部分一致」などに替える
まとめ
最終的にコンバージョン数に影響するのが品質スコアです。
クリック率がある程度見込める場合は、細かい要因にも目を向けてみましょう。