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ホームページでお客さまの心を「つかむ」には?

ホームページの数値データを見てみると、思いの外直帰率が高い、滞在時間が短いといった経験はないでしょうか。何か対策できることはないかと考えた時、どのような対策が思い浮かびますか?

そもそも、興味のないページは読み進められることはありません。では、どうすれば興味を持ってもらえるのでしょうか。今回はホームページを読み進めてもらうための「つかみ」についてお伝えしたいと思います。

1.治療院サイトの「つかみ」とは?

治療院サイトの「つかみ」とは、ズバリ
「〇〇でお困りではありませんか?」という問いかけだと考えています。
ユーザーの心理に立って考えてみましょう。

例えばユーザーは「肩こりが酷いのだが、良い整体院はないかな」というように調べています。ここでは「肩こり」と一言で言っていますが、本当は様々なシチュエーションがあるはずです。「肩が痛くて腕が上がらない」「肩こりが酷くて頭痛までしている」さらには「毎日のデスクワークで肩こりが慢性化している」など、「肩こり」という症状にも、その人それぞれの困った状態があるはずです。

それを理解してくれている治療院と、そこに触れずにいる治療院があったとすれば、あなたならどちらの治療院を選びますか?これは間違いなく前者だと思われます。そのような状態を理解しているということは、解決策を考えてくれている、もしくは知っていると思えるからです。それがユーザーの心を「つかんでいる」状態であると考えていいのではないでしょうか。

2.お笑いでも大切と言われる「つかみ」とは?

お笑いでよく使われる「つかみ」という言葉、お笑い芸にとって非常に大切です。
つかみ損ねれば本題の笑いにうまく誘導できず、本来大ウケすべきところがウケることもなく、全体的に冷ややかな感じになってしまいますね。
「つかみ」とは何か、グーグルで検索してみると”相手の気持ちを引きつけること。また、その事柄。お笑い芸人が観客を引きつけるために最初に放つ独創のギャグ。また、講演や説明会の最初に聴衆の関心興味を高めるために話す事柄。”とあります。

まさにお客さまやユーザーの気持ちを惹きつけるということです。
お笑いに限らず、講演会などでも、「知らぬ間に話に引き込まれていた」と思うことがありませんか?つかみの上手い人が話すと、いつの間にかその人の話に夢中になっているものです。治療院のホームページにとっても、先ほど述べたような「つかみ」があれば、より本題をしっかりと読み込んでもらえるはずです。

3.症状ページで気持ちを惹きつけるには?

ユーザーの立場になって考えてみましょう。
「デスクワークで肩が凝って、辛い状態で仕事を続けている」という場合で考えてみます。
どこかに良い治療院がないかと調べて、ホームページを開くとします。
その時に「毎日のデスクワークでガチガチになった肩でお困りのあなた」と書かれているとしたら、ほとんどの方は「あ!私のことだ!そうそう」と思うはずです。この最初の「共感」こそが、ユーザーにとって「私の心を理解してくれるのでは?」という一筋の希望に思えるのです。

時には、素晴らしい技術や有名人が通っているからという理由で、「ここなら私の頑固な肩こりを何とかしてくれるかもしれない」という思いが涌いてくるかもしれません。しかし、自分の悩みと完全に一致する内容は、それを凌ぐほどのインパクトを持っているように思います。症状ページで気持ちを惹きつけるということは「共感を得る」ということなのです。

4.「納得!」がオチになる

お笑いには必ずオチがあります。つかみがあればオチがあるのです。
それと同様に、症状別ページにもオチを付けることはできないでしょうか?
オチになるとすれば、「納得!」という気持ちがそれに当たると考えられます。

「共感」から入り、「納得!」へ持っていくことができれば、もう電話をかけて予約するしかありません!なぜ、その頑固な肩こりが改善するのか?に「なるほど!」と思うことができれば、あとは行動するのみです。あなたのホームページには「なぜ症状が改善するのか?」がしっかりと書かれているでしょうか?

お笑いにオチがなければ何だか不完全燃焼になってしまうのと同様に、
症状別ページにも、オチがなければ、ユーザーは不完全燃焼になってしまいますよね。
相手はいくつものホームページを眺めてきた、いわば「肩こりのベテラン」です。目の肥えたお客さまを納得させられるだけの材料は揃っていますか?あなたが施術を行っている時に大切にしていること、ポイントだと思っている施術、状態などについて、そのホームページ上でお客さまに説明ができていますか?同業他社に真似されては困ると思って曖昧にしていないでしょうか?

現代においては、同じ手技を行うための勉強は、実際御社のホームページでなくともいくらでも学ぶ方法があるのです。そこで出し惜しみをするより、ユーザーを納得させられる手技をもっとわかりやすく伝えてみてはいかがでしょう?ユーザーは他の治療院サイトではみたことのない深い知識に、きっと感じてくれるはずです。そして、オチれば、必ず「電話をする」ボタンをタップしてくれるはずです!

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