1.リマーケティングとは
自分のwebサイトにソースコードを埋め込み、そのサイトを閲覧したユーザーを
追跡し、そのユーザーが訪れる他のサイトでも自分のサイトの広告を表示させる仕組みです。
ポイント
・リスティング広告で集めたユーザーとは関係なくサイト訪問者すべて対象にできる
・「訪問したページ」「訪問の時期」などで細かく広告配信を分けられる
・「性別」「年齢」などのターゲティングとの組み合わせが可能
1度でもサイトを訪問したユーザーは、顧客になる可能性があると言えます。
複数のサイトで悩んでいたりタイミングの問題だった場合、再度広告が表示されることでそのユーザーにアピールやリマインドすることができるので、サービスの利用につながる可能性が出てきます。
2.リマーケティングの設定
リマーケティングの設定は少し分かりにくいかもしれませんが、3つのステップで設定します。
ステップ1:タグをサイトに設置する
Google AdWordsの「すべてのキャンペーン」表示状態で
> 画面右下「共有ライブラリ」選択
> 「ユーザーリスト」の「表示」をクリック
→ リマーケティングの開設画面が表示
> 「リマーケティングを設定」クリック
まずはこれで設定の準備ができます。
> 「Google アナリティクスタグを利用する」
「タグと設定手順をメールで送信」の選択が表示される
↓
★Google AdWordsをGoogle Analyticsと連携している場合
> 「Google アナリティクスタグを利用する」にチェック
> 連携するアカウントを選択
> 「送信して次へ」クリック
★Google AdWordsをGoogle Analyticsと連携していない場合
> 「タグと設定手順をメールで送信」の箇所にメールアドレス入力
> 「送信して次へ」クリック
→ タグが記載されたメールが入力したメールアドレスに届く
> 関係するすべてのサイトにコードを埋め込む
(*タグはドメインの異なる複数のサイトに埋め込み可能
タグを埋め込んだページにユーザーがアクセスするとGoogle AdWordsがそのデータを取得し、リマーケティング用のデータ(リマーケティングリスト)のおおもとを取得してくれるようになります。
基本的にはサイトのページすべてにリマーケティングタグを埋め込みます。
ステップ2:リストを作成する
> 「共有ライブラリ」選択
> 「ユーザーリスト」の「表示」をクリック
→ ユーザーリストの一覧画面表示
> 「+リマーケティング リスト」クリック
これで新しいリマーケティングリスト作成の画面が表示されます。
「サイトを訪問したが、サービスを利用しなかった(コンバージョン
しなかった)人」をターゲットにする場合のリスト作成を見てみましょう。
◆ リマーケティングリストの名前 ◆
任意の名前を入力します。(「30日以内リスト」など)
◆ リストに追加するユーザー ◆
(プルダウンメニューから)「特定ページのみを閲覧したユーザー」選択
> 「ユーザーが訪問したページ(次のいずれか):」項目
→ 「URL」「次を含む」を選択し、ドメインURLを入力
( http://sample.com など )
> 「ユーザーが訪問しなかったページ(次のいずれか):」項目
→ コンバージョンタグが入ったページのURLを入力
(コンバージョンタグの入ったページ → 問い合わせ完了など)
↓
この「訪問したページのURL」と「コンバージョンの入ったページのURL=訪問しなかったページのURL」を入力することで、サイトは見たがコンバージョンしていない人のリスト作成ができることになります。
◆ 有効期限 ◆
最大540日まで指定可能。
サービス利用をユーザーが検討するおおよその期間を考えて有効期限を決めます。
◆ 説明 ◆
なしでも可能。
後からリストの目的や詳細が分かるように、メモを入力することが可能です。
最後に「保存」をクリックするとリストが作成されます。
ステップ3:ターゲティンググループを作成する
新規のキャンペーンを作成
> タイプを「ディスプレイネットワークのみ」選択
> 「リマーケティング」にチェック
> キャンペーンの設定(1日の予算など)
> 「保存して次へ」クリック
↓
広告グループの設定画面に移動
↓
広告グループ名を入力
> CPC(入札価格)をセット
> リマーケティングリストから先に設定したリマーケティングリスト名を選択
> 「保存して次へ」クリック
↓
広告文を作成して設定完了
リスト数の確認方法
「共有ライブラリ」選択
> 「ユーザーリスト」の「表示」クリック
→ ユーザーリストの一覧画面表示
まとめ
リマーケティング用のデータが一定数たまると広告表示が開始されます。
設定項目が多いので、慣れるまでは難しいかもしれません。実際にターゲットを決めてリストを作ってみると理解しやすいかもしれませんね。