YouTube広告はご存知でしょうか。みなさんがたいていスキップする、あの動画を見ていると入ってくる広告です(笑)。他にもいくつか種類があるので、知っていないといざ「広告を出したい!」と思っても、どんな出し方をしたらいいか分からないですよね。今回は、目的に応じて使い分けができるよう徹底解説します!ぜひ違いを覚えてください。
YouTube広告は6種類
1)スキップ可能のインストリーム広告
(Google広告ヘルプより引用)
スキップ可能な広告。1番よく見る、わかりやすい広告です。何か動画を見ようとサムネイルをタップした時、本編が始まる前に流れる動画CMで、5秒程度たつと画面下に「広告をSkip」というボタンが出てきます。このボタンをタップするとスキップできる広告です。これは30秒以上見た人だけが課金される仕組みです。5秒でスキップした場合は課金されず、動画の長さも原則として制限はありません。Googleの推奨では3分程度と言われています。
2)スキップ不可のインストリーム広告
(Google広告ヘルプより引用)
逆に、スキップできないインストリーム広告です。同じように動画本編の前に流れる動画CMですが、最長15秒間でスキップはできません。テレビのCMに1番近い広告ですね。テレビCMを出している企業が、そのままこのスキップ不可のインストリーム広告に同じCMを出しているのを最近よく見かけます。テレビCMの予算で作られているので、クオリティはかなり高いものです。こんなクオリティの高いCMがよく流れるのも、このタイプの特徴です。
3)インフィード動画広告
(Google広告ヘルプより引用)
これは動画の中に入るのではなく、サムネイル型の広告です。YouTubeで動画を検索するとサムネイルがずらっと出てくると思いますが、その中の1個として表示されます。「特定の動画を見てもらいたい」「チャンネル登録者数を増やしたい」といった場合いよく使われる広告です。
4)バンパー広告
(Google広告ヘルプより引用)
スキップができない6秒の広告。
「スキップできない」「6秒」というのがポイントです。15秒の場合は、スマホでは意外と長く感じるためネガティブな感情に繋がることも多々ありますが、6秒の場合はかろうじて最後まで見てもらえる長さです。また、あまり不快感が残りません。そのため、認知度をあげるのに向いている広告です。
テレビCMというのは数百万、数千万という単位で広告費がかかります。それと同じような効果を、エリアを限定したりユーザーのターゲット層を絞り込んで配信できるので、かなり効果的に配信できます。1000回表示あたり500円~1000円程度です。1万円分でも、1~2万回近く広告を表示できます。たとえばお店のオープン前に「〇月〇日オープン」のような動画を入れるというような使い方も可能です。
5)アウトストリーム広告
(Google広告ヘルプより引用)
YouTubeの外側で動画を配信する広告です。SNSのアプリやニュースサイトなどに動画配信枠があり、そこに映像が流れる仕組みです。通常はYouTubeやアプリ内で広告が表示されるものですが、もっと外からも呼び込みたい場合に使われます。Googleのディスプレイ広告の動画版といったイメージです。
6)マストヘッド広告
(Google広告ヘルプより引用)
少し特殊な広告で、YouTubeのトップページに表示される広告です。
大手の自動車メーカーが新車発売で広告をジャックする、ということがありますが、そういう場合を見越して作られた広告の形態です。ただし、コスト的にはかなり高くなり、1日で数百万円単位になります。1日100万円として、1年365日広告を出すとすると、約3億6500万円です(笑)。
まとめ
このようにYouTube広告は6種類。用途に応じて広告の形態を選びましょう。
最近のテレビCMの広告は、効果に疑問の声も上がってきています。録画でテレビを見る人も増え、CMは飛ばしてみる傾向にあります。加えて、若い世代はテレビ自体を見なくなってきています。逆にネット動画の視聴数は激増しています。コストをかけずにテレビCM並みの効果が得られることを考えれば、とても優れた仕組みなのです。特にバンパー広告は、1万円で1~2万回のインプレッションできるので、ローカルビジネスをしている人はぜひ試してみてください。